PHP新書<br> いのちを救う先端技術―医療機器はどこまで進化したのか

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いのちを救う先端技術―医療機器はどこまで進化したのか

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  • サイズ B40判/ページ数 219p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569701158
  • NDC分類 492.8
  • Cコード C0240

内容説明

新潟県中越地震の崖崩れ現場。土砂に埋まった車の中から微かな「生命の鼓動」が探知された。一人の子供の救出劇は、最新鋭機器シリウスの活躍によるものだった。バイタルサイン(生命兆候)をいかに確認し、病状や治療のゆくえを見極めるか。そのために、どのような医用工学が駆使されてきたのか。本書では、医療機器の進化の歴史を辿りながら、先端技術の数々を紹介。「カプセル式の内視鏡」「心電図をケータイで確認」「公共施設で目にするAEDとは」。自分と大切な人の生命を守るためにも必読。

目次

序章 生命の原点を追って
第1章 「生きている証」へのアプローチ
第2章 心電図を“ケータイ”で見る
第3章 心臓のカラクリを解く
第4章 心臓を元気づける
第5章 血液中の酸素が読める
第6章 意識レベルが測れるか
第7章 常時発熱体としての人体
第8章 人は動く
第9章 体内を覗く
終章 400歳の医療機器

著者等紹介

久保田博南[クボタヒロナミ]
1940年、群馬県生まれ。群馬大学工学部電気工学科卒業。日本光電工業(株)、コントロンインスツルメンツ(株)を経て、現在、ケイ・アンド・ケイジャパン(株)代表取締役。この間、生体情報モニタなどの研究開発に従事。ISO(国際標準化機構)委員、医療機器開発コンサルタント、サイエンスライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Humbaba

13
医療機器だけでは人の命を救うことは出来ない.しかし,医療機器のお陰で予防をしたり,負担を小さくしたりは可能である.最初は一般の人には使えないほどのサイズだったものも,技術の発達により非常に小さく,高性能になった.2013/04/07

パン粉

2
体温計や血圧計、パルスオキシメータなどの原理や最新の動向(2008年出版)まで記載されている。機器が出す数字をそのまま信じているが、それがどのように測定されているかは知った方がいいだろう。いつか血圧も非接触で測定できるのかな。酸素もしかり。さらに複合的に診て診断の補助となるような解釈も含むようになるだろう。人間の不正確さを極限まで排除できるようになればいいが。2017/04/07

scoopio

2
バイタルサインを測る様々な医療機器を紹介している。言われてみれば血圧測るのって難しいよな。血圧とか温度は当たり前な気がしていたけど、けっこうまだ曖昧らしい。そして心電図測る機械ちっさ!iPod並。2009/05/30

G2

1
日本企業のサラリーマンおじさんが書いた本によくあるパターンで文が冗長。医療機器の本としてはなんともいいがたい内容。2019/01/21

まさきち

1
先端技術というタイトルなれど,医療機器の基本の話から丁寧に幅広く解説されている.最新の耳ではかる体温計の前に,ふつうの体温計の仕組みから解説しているので,最新のものの長所がよりわかりやすくなっている.どこから読んでもいいし,一つの機器についての説明は長くもないので,医療系の学生には読み物としてよろしげ.2015/02/20

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