内容説明
人の心の痛みに感応し、丁寧に掘り下げていくことで、自意識との葛藤や社会との距離感を、豊かに表現した太宰治。人生の壁に打ち当たった時に読みたい一八作品の魅力を、縦横無尽に語りつくす。
目次
1 生きる元気をもらいたいときに読む
2 社会に適応できないときに読む
3 女子の気持ちを知りたいときに読む
4 ほんとうの幸福について考えたいときに読む
5 言葉の豊かさを味わいたいときに読む
6 自分が人よりも劣っていると感じたときに読む
7 人生の美しさとはなにかを知りたいときに読む
8 愛の形について考えたいときに読む
著者等紹介
齋藤孝[サイトウタカシ]
1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て、明治大学文学部教授。専門は、教育学、身体論、コミュニケーション技法。2001年に刊行した『声に出して読みたい日本語』(草思社、毎日出版文化賞特別賞受賞)が話題を呼ぶ。NHK教育テレビ「にほんごであそぼ」の企画・監修も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。