内容説明
伝統あるドイツの大学を範としながらも、自由を重んじたアメリカの大学は、極めて多種多様な価値観と指向性をもつ新しい高等教育の場として登場、発展してきた。ハーバードやイエール、シカゴなど、アメリカを代表する大学の成立と変革の歴史をたどり、理想に燃えたアメリカの大学人の情熱と努力の軌跡をみる。複雑、かつ巨大化している今日の大学の原点を見つめ、真のあるべき姿を追求した好著。
目次
第1章 伝統的カレッジの構造
第2章 早すぎた改革
第3章 改革への胎動
第4章 伝統的カレッジからの脱却
第5章 研究大学の登場
第6章 大学院大学の登場
第7章 アイデンティティの葛藤