出版社内容情報
急激な人口減少と産業の衰退で「縮小」する都市は、このまま消滅するしかないのだろうか。否、そこには、空き家や荒廃地、廃校といった不良資産を再活用するなど、「小さく、賢く、成長する」という新しいかたちへの挑戦があった。破綻都市からの再生を目指すデトロイトとトリノの試みから、その具体策を学ぶ。
内容説明
急激な人口減少と産業の衰退のために、世界中の都市が「縮小」し、時に破綻している。しかしそこには、空き家や荒廃地、廃校といった不良資産化した「空き」を再活用し「小さく、賢く、成長する」ための挑戦も存在した。破綻からの再生を目指すデトロイトとトリノの試みからその具体策を学び、日本が進むべき道を導き出す。
目次
序章 縮小都市の時代
第1章 甦るデトロイト―財政破綻から、都市再生の胎動へ(縮小と破綻の事情―都市構造の矛盾;都市再生の息吹を訪ねる―自生的な営み)
第2章 トリノを再位置化する―ポストフォーディズムの都市づくり(「都市イメージ」を更新する;「都市空間」を再構築する―「場の創造」戦略)
第3章 人口減少と高齢化の最先端を走る日本(パラダイムを転換する;集約型都市圏構造を形成する;空洞化した都市を甦らせる)
著者等紹介
矢作弘[ヤハギヒロシ]
1947年東京生まれ。1971年横浜市立大学卒、日本経済新聞ロサンゼルス支局長、編集委員、オハイオ州立大学/ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス客員研究員、大阪市立大学大学院創造都市研究科教授などを経て、龍谷大学政策学部教授、ジャーナリスト、博士(社会環境科学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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