目次
第1部 幕藩初期の大名統制機構と対外関係(豊臣政権の「取次」の特質;豊臣政権の「指南」について;徳川幕府初期の政治機構;寛永十年代の長崎奉行と熊本細川藩;幕藩権力の編成と東アジア)
第2部 幕藩制的大名領国形成(細川幽斎島津領「仕置」の政治史的位置;豊臣政権期島津氏の蔵入地と軍役体制;豊臣政権下の島津領国;薩摩藩における寛永期の位置)
第3部 日本近制の国制(日本近世国家の世界史的位置―水林彪「近世の法と国制研究序説」によせて;日本近世国家の世界史的位置補論―水林彪・中小路純両氏への御答え;徳川絶対主義論と幕藩制国家論―佐々木潤之介『幕藩制国家論』をめぐって)