東洋文庫<br> ライラとマジュヌーン

東洋文庫
ライラとマジュヌーン

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  • サイズ 新書判/ページ数 207p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582803945
  • NDC分類 929.91
  • Cコード C0098

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おとや

2
マジュヌーンのライラへの姿勢は、スーフィズム(特に酔ったスーフィズム)の神に対するそれに非常に似通っているなぁ、と思いながら読んでいたのだけれど、本文の後の解説に同様のことが書いてあって腑に落ちた。もともとアラブ世界に広く伝わっていた説話が、ニザーミーの手によって神秘主義文学となった、ということのようだ。神との合一という観点から見れば、彼がライラの名前さえ忘れてしまうことも、べつに異とするに及ばない。2015/08/13

宵子

0
アゼルバイジャン出身のペルシャ語詩人ニザーミーが書いた叙事詩。美女ライラとイケメンカイス(ただし狂人=マジュヌーン)の悲恋を書いたもの。でも、自分の名前はおろか、ライラの名前を忘れてしまったりと本当に彼女を愛していたのか謎。彼は自分の恋=妄想に酔っていただけかもしれない。しかし、牝鹿を美女に例えるって、オセチアの叙事詩にもあったけど、イラン系orカフカス特有なのかな?2013/11/26

雉彦

0
思っていた何倍も読みやすかった。これはたぶん私にとって読みやすかっただけなのだけれど、こういうものすごく前に書かれた詩の類を現代に母国語で読めてかつ頭に入ってくるというのは有り難いことだと思った。砂漠に光る星を実際に見たくなった。2024/02/16

0
ニザーミー・ガンジャヴィー作 岡田恵美子訳 1981年2月10日初版第1刷発行 1987年1月20日初版第3刷発行 東洋文庫394 発行所:株式会社平凡社 発行者:下中直也 印刷:東洋印刷株式会社 製本:株式会社石津製本所2019/05/06

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