出版社内容情報
●内容
都市計画の今日的課題は大きな都市開発は一応の区切りをつけて、今後は再開発とそのマネジメントが多くの都市で重要になる課題であろうとし、都市交通はかなり改善されているものの環境問題などまだ多くの問題を残している。環境問題では多くの市民が関心を持っており、基本的に都市としてどう取り組むかが問われている。また阪神･淡路大震災を教訓に防災対策も従前以上に重要な項目である。また、国の地域計画も、新全総、三全総、四全総と受け継いできて大規模開発指向から定住計画へ、そして交流型地域計画へと推移してきた。そして新しい視点からの全国総合開発計画が、一軸一極型から多軸分散型の国土構成に向けた地域計画(1999年)として始められようとしている。
今回の改訂では、12章を除いて従来と同じ章建てをとっているが、内容については全章にわたって手を入れた。上述の主要課題に関係する章については特に内容を一新した。他の章でも革新された技法や思想、変更された都市計画制度は十分補足した。特に重点的に補強した章は、3章、4章、6章、7章、8章、9章、11章、12章である。
●目次
第1章 序論
1.1 都市化と都市問題
1.2 都市
1.3 都市計画とまちづくり
第2章 都市計画の歴史と都市計画の思想
2.1 概説
2.2 古代都市
2.3 中世の都市
2.4 近世から近代への都市建設
2.5 近代から現代への諸外国の都市計画と計画思想
2.6 わが国における近代以後の都市計画
第3章 都市計画の立案と実施
3.1 都市計画の内容と制度
3.2 都市計画の立案
3.3 都市計画の調査
3.4 都市計画区域
3.5 市街化区域・市街化調整区域
3.6 都市計画の決定と実施
3.7 都市計画にかかわる財政･資金
第4章 土地利用計画
4.1 土地利用計画の意義と各国における計画内容
4.2 土地利用計画の制度と変遷
4.3 土地利用計画の基礎的知識
4.4 土地利用計画
4.5 地域制
第5章 都市交通計画
5.1 都市における交通
5.2 都市交通整備のための計画手法と事業制度
5.3 公共輸送の計画
5.4 都市内道路の計画
5.5 歩行者系街路の計画
5.6 短距離交通システム
5.7 自転車道路
5.8 駐車場および交通結節点の計画
第6章 緑地･公園･都市景観･都市デザイン
6.1 都市環境と緑地
6.2 緑地計画
6.3 公園計画
6.4 都市景観
6.5 都市デザイン
第7章 都市環境計画
7.1 概説
7.2 わが国の環境行政
7.3 環境アセスメント
7.4 都市環境計画
7.5 環境保全対策
7.6 環境経済評価
第8章 都市防災計画
8.1 概説
8.2 最近の都市災害
8.3 防災計画の体系
8.4 災害予防計画
8.5 災害応急対策計画
8.6 災害復旧・復興計画
8.7 リスクマネジメント
第9章 市街地開発計画、再開発計画
9.1 概説
9.2 新市街地の開発計画
9.3 土地区画整理
9.4 都市再開発計画の経緯
9.5 市街地再開発計画と事業
9.6 住宅再開発
9.7 商店街の再開発整備の方策と手法
9.8 都市再開発の実例
第10章 地区計画
10.1 地区計画の目的と沿革
10.2 地区計画の要点
10.3 各種の地区計画
10.4 誘導容積制度
10.5 地区計画の課題と展望
第11章 地域計画
11.1 地域計画の考え方
11.2 外国における地域計画の概要
11.3 わが国の国土計画の発展と全国総合開発計画
11.4 新全国総合開発計画
11.5 第三次全国総合開発計画
11.6 第四次全国総合開発計画
11.7 新しい全国総合開発計画への始動
11.8 21世紀の国土のグランドデザイン
11.9 個別の地域計画
第12章 都市計画の最近の課題
12.1 戦後の都市計画の評価
12.2 歴史的転換期を迎えた都市計画
12.3 近未来の都市計画
12.4 市民参加の都市計画
12.5 戦略的な都市開発計画
12.6 地区計画とコミュニティ計画
12.7 まちづくりと都市計画
付表 都市計画と関連法、都市施設と関連法、経済社会の変化と都市計画をめぐる動向
参考文献
索引
目次
第１章 序論
第２章 都市計画の歴史と都市計画の思想
第３章 都市計画の立案と実施
第４章 土地利用計画
第５章 都市交通計画
第６章 緑地・公園・都市景観・都市デザイン
第７章 都市環境計画
第８章 都市防災計画
第９章 市街地開発計画、再開発計画
第１０章 地区計画
第１１章 地域計画
第１２章 都市計画の最近の課題
