講談社学術文庫<br> メインの森―真の野性に向う旅

講談社学術文庫
メインの森―真の野性に向う旅

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  • サイズ 文庫判/ページ数 468p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061591332
  • NDC分類 936
  • Cコード C0198

内容説明

自然に学び、自然に生きたアメリカの代表的思想家ヘンリー・D・ソロー。彼はアメリカ東部メイン州の森の奥地を数度にわたり探検し、その野性にみちた大自然のすばらしさを本書にまとめた。荒々しい岩山クタードンへの登山やヘラジカとの遭遇、また自然に順応して生きるインディアンのガイドとのふれあい等、興味深い体験の数々が展開される。『森の生活』とならぶ、ソローの思索の到達点を示す名篇。

目次

第1話 クタードン山
第2話 チェサンクック湖
第3話 アレガッシュ川と東流
補遺(樹木;花と灌木;草木の一覧表 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Koichiro Minematsu

45
昔、英国の王たちは狩猟のため、食料用に専用の森を作り持っていた。そんな森で過ごしたソローは「たんに王の獲物を保つためではなく、創造の主たる王自身をそこにおき、インスピレーションを得、我々自身の真の再生を得るためのものだ」と回想する。ソローの生き方が現れた言葉に出会えた!2022/06/11

てり

3
ソローによるメイン州の森林地帯探検記。「コッド岬」と同様な旅行・探検記だが、こちらは経路にほとんど住人がいない分、自然の描写がより濃厚となっている感。印象に残ったのはガイドのインディアンとのやりとり。森の住人としての彼らのサバイバル能力の高さに感心させられる。Googleマップで見た感じ、今でもそれほど人の手が入ってなさそうなメインの森。Youtubeで検索するとヘラジカ狩りも行われているようで、170年前の自然が今でも保たれているなら喜ばしいことである。2022/05/02

moti moti

0
いわゆる旅行記で、思索的な文章は多くない。しかし、自然への細やかな眼差しやインディアンとのコミュニケーションなどにソローの人間性がよく現れている様な気がする。クタードン山、名前が良い。2024/04/15

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