岩波ジュニア新書<br> ラフカディオ・ハーン - 日本のこころを描く

電子版価格
¥814
  • 電書あり

岩波ジュニア新書
ラフカディオ・ハーン - 日本のこころを描く

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 185,/高さ 18cm
  • 商品コード 9784005004058
  • NDC分類 K930
  • Cコード C0295

出版社内容情報

第49回青少年読書感想文全国コンクール「課題図書」
高等学校の部

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ホークス

40
2002年刊。ハーン(小泉八雲)の魅力を分かりやすく解説。不幸な幼少期が植えつけた暗い想念と、それを上回る探究心 に個性を感じた。説話物語の完成度を高めるため、妻のセツに何度も語ってもらっている。代表作の解説が読み応えあり。『耳なし芳一』で、盲目の芳一が広い屋敷(実は墓地)を歩きつつ、物音や声から場所を推測する場面はゾーッとする。亡霊武者の「開門」の言葉もよく考えたもの。暗い部屋に座り、セツが襖越しに「芳一、芳一」と呼ぶと「はい、わたしは盲目です。あなたはどなたでございますか」と答えたエピソードが素敵。2024/03/01

misui

5
『怪談』の作者として有名なラフカディオ・ハーンの足跡を辿る。なにかいい入門書はないかと手に取ってみて大正解だった。きめ細かな愛情をもって日本に接したハーンと同じように愛にあふれていて、ハーンの魅力的な人柄が十分に伝わってくる。随筆・紀行文まで含めてハーンという人を包括的に見ることの価値に気付かされた。2010/09/02

toriaez

1
近所の図書館で読みました。 入門編ですので、わかりやすく、肯定的にハーンの業績を紹介していく内容でした。 彼が讃えた日本像よりも、そう捉えるような感性を持つに至った生い立ち、人柄をもっと知りたかったので、また別の本に当たろうかと思います。 チェンバレンの「彼は夢を見ていた。どれも悪夢に終わった」、セツの「私たちはきっと発狂者のようだったでしょう」という表現は想像力をかきたてられます。2019/07/05

葉月六花

1
図書室●雪女や耳なし芳一を書いた人で、好きだったから読んでみたけど、びっくりするぐらい親日!なんだか嬉しい。 雪女や耳なし芳一が、元々あった昔話的なものにつけ加えたものだったなんて知らなかった。 考え方も柔軟だし、素敵な人っていう認識に。 ますます好きになった。2014/10/31

つんこ

1
小泉八雲=怪談 というイメージしかなかったのですが、まず外国の方であること、日本のどんなところに興味を抱いた人なのか、どういう暮らしぶりの人であったか、家族とどういう会話をされる人であったか、ということがわかりやすく書いてあるので、ラフカディオ=ハーンという人の全体像がつかめる。怪談も再読したいし、日本に対する記述も読みたいと思った。2014/05/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/143256
  • ご注意事項

最近チェックした商品