同時代ライブラリー<br> 東西登山史考

同時代ライブラリー
東西登山史考

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  • サイズ B40判/ページ数 247p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784002602233
  • NDC分類 786.1
  • Cコード C0321

出版社内容情報

近代西欧のアルピニズム,静観的な日本型登山,現代のヒマラヤ冒険登山.それぞれの歴史的・地理的・文化的基盤を考察し,登山の流儀の発展や伝播,変容の歴史を,岳人達の風貌や逸話を交えて興味深く語る.書下し.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

翔亀

40
1940~50年代にアルプスやヒマラヤで初登攀を重ねた社会人登山家が80才を超えて纏めた論考。道を極めた人は凄いとつくづく思う。明治期以降の日本における西欧近代の受容史はどの分野においても興味深いが、これを登山において鋭く分析している。ピッケルとロープ、そして権威主義的な西欧(=イギリス)登山すなわちアルピニズムは、技術力と常に山頂(トップ)へという上昇志向を持つ。だから初登攀が目的となる。槍穂高を除けばアルプスのような険しい山や岩が少なく豊かな森で頂上まで覆われている日本の山でどのように受容されたのか。2015/07/31

sumitarou

2
月一で登山に行くようになってから4年になり、山関係の技術書や小説は色々読んできましたが、登山史について体系的な知識がなかったので本書を読んでみました。本書はどちらかというと、登山家の精神面の歴史というか、「登山思想史」的な内容ですね。今の時代も「なぜ山に登るのか」は人それぞれ考えはあるでしょうか、その考えの歴史的なルーツがどこにあるのかが、この本を読めば分かるかもしれません。当初僕が読みたかったのは、登山家列伝的なものや、登山技術の発展史のようなものだったのですが、なかなかどうして実に勉強になる本でした。2012/09/29

iwasabi47

0
一部再読。近藤信行『小島烏水-山の風流使者伝』の参考に。2018/11/10

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