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歴史の活眼 from books.google.com
... 歴史小説は、何も史料の泥沼に脚をすくはれたのではない。底の底まで洗ってしまふと、「目きかずの眼にも」やがては「面白し ... 歴史を見る活眼、さういふものは、明治時代、国民の心が西洋から這入つて来た新しい実証主義の学問に跳りかかった時、大胆に ...
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... 歴史の活眼の持ち主に、防衛問題についての意そこにはたぶん、山本氏の創見による普遍性の高い数々の補助線が引かれていくことだろう。国際社会に向けて日本をる「山本史学」が成熟しつつあるのだな、という予感をいだく。山本氏の泰時論と正統論は延々と ...
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... 歴史、その文化というものに、逆に非常な驚異、あるいは里長敬の自覚が現われて、それが非常に日本人と東洋人を驚かす。従って互いに反省されるというようになって、日本人、中国人、東洋人によるところの自己の歴史的文明・文化を新たに見直す、研究する ...
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... 歴史を見ましても、英雄とか哲人とかいわれる人に、案外見てくれのそれほどでない人が多いものであります。この間も久し振りに「忠臣蔵」の映画を見たのでありますが、あの大石内蔵助などという人も、劇などではまことに堂々たる風格の人のように扱われて ...
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小林秀雄. 歴史を見る活眼、さういふものは、明治時代、國民の心が西洋から這入つて来た新しい實證主義の學問に跳りかつた時、大膽に歴史といふ學問を、新しくたき直さうと努力した學者達の間に一番よく現れてゐると思ふ。その後、歴史の活眼は、次第に ...
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... 歴史の活眼」という短文は、中日戦争勃発直後のものだが、明大で日本歴史を教えていた小林の、さりげない発言のなかに、歴史とは理解すべき思想であるといふ事を教へる歴史の本がまるでないといふ事は、悲しむべき事であるというまさに当時としてははっと ...
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... 歴史にたいする活眼を身につけておかねばならない。さもないとまたこの 26 国はあらぬ方向へすっ飛んでいってしまう。第四ら切りとったりして、正当性の主張とする学者がいる。だまされないために自分勝手な解釈で織田信長に擬する政治家がいる、都合の ...
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... 歴史の底にとどくことのできる性格を持たない時〔久保栄の〕「掌のなかの自叙伝」における新たな自我の成長は、社会と自我と ... 活眼」「生命」「人間」の名のもとに歴史の範疇を無視する日本文学の伝統的弱点〉への批判がある。ちなみにこの括弧づきの ...
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... 歴史的活眼によって、総合的に検討する学問的志向が待望されます。殊に最近愛国心論議が社会においても教育界においてもさかんでありますが、それらが単に時流の問題として終わらないためにも、また、愛するに足る国にすることが先決だとする打算論を超克 ...