内容説明
理工学において必要とされる数学から4分科を選び出し、全体の見通しよく学べるよう配慮。数学として重要な定理の証明などは付録に収め、数学的にもしっかりとした知識が得られる。線形微分方程式の解法、複素数の導入については、とくに丁寧に解説した。
目次
第1部 微分方程式(微分方程式;1階微分方程式;高階微分方程式;線型微分方程式)
第2部 ベクトル解析(ベクトルの代数;ベクトルの微分と積分;曲線・局面・運動;スカラー場・ベクトル場)
第3部 複素数の関数(複素数の関数;正則関数;積分;展開・特異点・留数;等角写像)
第4部 フーリエ級数・ラプラス変換(フーリエ級数;フーリエ積分;境界値問題;ラプラス変換)
第5部 付録
著者等紹介
矢野健太郎[ヤノケンタロウ]
1912年(明治45年)東京生まれ。東京大学理学部数学科卒業。東京大学講師、同助教授、プリンストン高等研究所研究員、東京工業大学教授などを歴任。理学博士。1993年逝去。専門は微分幾何学
石原繁[イシハラシゲル]
1922年(大正11年)東京生まれ。東北大学理学部数学科卒業。東京学芸大学助教授、東京工業大学助教授、同教授、日本大学教授などを歴任。理学博士。2006年逝去。専門は微分幾何学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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