内容説明
現代民主主義の一つのありようを示すアメリカの政治。特徴あるシステムの解説のみならず、日本人の立場から学ぶことを重視し、歴史、文化、社会、日米関係などを含む、さまざまな角度・側面から、その全体像を明らかにした。オバマ政権の誕生をふまえて、新版化。
目次
第１部 マクロ的特徴（アメリカの国家と国民―建国・憲法・入植；超大国アメリカとグローバリゼーション）
第２部 アメリカ民主主義のダイナミズム（選挙；政党と利益団体；政策形成過程）
第３部 統治構造（大統領制；議会；司法の政治的役割；地方自治と連邦制）
第４部 争点と政策（思想・イデオロギー；政治・文化・宗教；アメリカ政治とマイノリティ；外交と安全保障）
著者等紹介
久保文明［クボフミアキ］
東京大学法学部卒業、法学博士（東京大学）。現職、東京大学大学院法学政治学研究科教授
砂田一郎［スナダイチロウ］
カリフォルニア大学バークレー校政治学大学院修了、ＭＡ。現職、前学習院大学法学部教授
松岡泰［マツオカヤスシ］
成蹊大学大学院法学研究科博士課程単位取得、法学博士（成蹊大学）。現職、熊本県立大学総合管理学部教授
森脇俊雅［モリワキトシマサ］
関西学院大学大学院法学研究科博士課程単位取得、法学博士（関西学院大学）。現職、関西学院大学法学部教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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あんころもち
11
現代のアメリカ政治を規定するものを歴史を遡りながら4人の著者を交えて紹介している。建国、帝国、選挙、政党と利益団体、政策形成、大統領、議会、司法、地方自治、リベラル対保守、文化、マイノリティ、日米関係と大体のことをざっくり押さえている。今年の大統領選について少し勉強したい人は読むといいかも。ただ注がなく参照文献の列挙が少ないため次につなげづらい。ある程度勉強してから読む分には問題ないが。2016/04/11
miyatatsu
8
アメリカ政治について小難しい話は一切ないため理解しやすかったです。2019/09/18
A
3
上院、下院の違い、大統領選挙が間接選挙なのはなぜなのか、二大政党のそれぞれの特徴は何か、三権分立は確立されているのか、連邦制とはどのような体制か… こういった疑問に答えてくれる、読み応えのある本だった。2020/05/27
えむ
3
アメリカ政治の概説書。政治制度から政策に関してまで、幅広く扱う。また文章も平易なので、初学者がアメリカ政治を概観するのに有効だという印象を持った。2018/02/10
Moloko
3
語り口は柔らかく、日本政治についてある程度の知識が少しでもあれば、面白く読める本だと思う。また、政治学で取り上げられる利益団体、アイデンティティー・ポリティックス、投票行動、エスニシティ、政治意識などの諸テーマも含んでいて、なかなかヴァラエティがあって良い本だと思う。2016/06/11
