内容説明
本書は、非線形有限要素法による構造解析を行うに当って必要となる連続体力学の基礎を、種々のテンソルの解釈と詳細な式の誘導を示しつつまとめたものである。また、本文中には164問の例題と解答を挿入することにより、初学者が挫折することなくテンソルの概念と操作を習得し、自然と連続体力学へと入ってゆけるように工夫してある。
目次
1 テンソル(テンソルの概念;ベクトル ほか)
2 変形(連続体の運動の記述;物質時間導関数と空間時間導関数 ほか)
3 歪、歪速度(Green‐Lagrange歪テンソルおよびAlmansi歪テンソル;変形速度テンソル、スピンテンソル)
4 応力、応力速度(質量保存の原理;運動量保存の原理 ほか)
5 構成式(構成式に関する原理;基準枠の概念と物質客観性の原理 ほか)
6 境界値問題と変分原理(平衡方程式の各種表示;境界値問題 ほか)
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