内容説明
46億年という時間の中で、生物は驚くべき機能や特徴を獲得しました。しかも完全なエコシステムを実現しています。生物の生き様には次世代テクノロジーのヒントが満載です。そのヒントを技術に活かすことが、「バイオミメティクス」です。
目次
第1章 生物の形や仕組みはテクノロジーにいかせる
第2章 生物表面の多機能性や高機能性に学ぶ
第3章 情報の受信と発信の仕組みに学ぶ
第4章 生物の構造とメカニズムに学ぶ
第5章 生物の設計とものつくりに学ぶ
第6章 生物の相互作用やシステム、生態系から学ぶ
第7章 様々な分野や学問が融合するバイオミメティクス
第8章 バイオミメティクスとこれからの社会
著者等紹介
下村政嗣[シモムラマサツグ]
1954年福岡市生まれ。九州大学工学部合成化学科を卒業、大学院修了後に助手、東京農工大学工学部助教授、北海道大学電子科学研究所教授、同ナノテクノロジー研究センターセンター長、理化学研究所フロンティア研究システムチームリーダー(兼任)、東北大学多元物質科学研究所教授、同原子分子材料科学高等研究機構主任研究者、千歳科学技術大学教授。工学博士、北海道大学名誉教授、東北大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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qwer0987
2
バイオミメティックスは大学のときに少し学んでいたけれど、再勉強してみて、改めて面白い世界だなと気づかされる。モスアイのように形態によって反射防止を発現するものや、フンコロガシのように自分が持っている機能を駆使して特殊な行動をとるものなど、どれも極めてユニークだ。そしてその効能をいかに人間が利用していくか。そこには多くの可能性があるだろう。自然というものはよくできているものと思うばかりだ2017/09/22
蠍
1
面白かった。 このシリーズはたくさんの執筆者がそれぞれの専門をおそらく書いているのだが、いろいろな技術が図付きで紹介されていてとても興味深かった。 ただ、最後の二章は政策的な話で科学好きには面白くなかった、2018/03/07
まいくん
1
・トンボの翅の様な凸凹は低速で安定性を示す。高速になると翼断面の方が安定する。 ・オントロジーエンハンスドシソーラス(OET)という工学と生物学の谷間を埋めるツールがある。ウェブサイト(http://biomimetics.hozo.jp/)も参考になりそう。 ・基本的な学習書にはなったが、写真が少なくイラストでの説明が多くて理解しにくい箇所もあった。2017/01/26
あちこ
0
わたし用に借りた本。トコトンやさしいかどうかは、読む人次第ね。分かる人には簡易過ぎて、分からない人には飛ばし過ぎてる。2017/03/13
あさ
0
あんまりじっくりよめなかった
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- 和書
- 分断されるアメリカ