ハーバードはなぜ日本の東北で学ぶのか―世界トップのビジネススクールが伝えたいビジネスの本質

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ハーバードはなぜ日本の東北で学ぶのか―世界トップのビジネススクールが伝えたいビジネスの本質

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  • サイズ B6判/ページ数 293p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784478100523
  • NDC分類 377.28
  • Cコード C0030

出版社内容情報



山崎繭加[ヤマザキマユカ]

竹内弘高[タケウチヒロタカ]

内容説明

ハーバード・ビジネス・スクール(HBS)が正規の人気授業プログラムとして5年連続で東日本大震災の被災地を訪れている。そして、参加した学生たちのみならず、彼らを受け入れた現地の企業や学校にも、さまざまな気づきと進化をもたらしてきた。本書では、HBSにおける日本の企業・経済に関するケース作成に10年にわたって携わってきた著者が、みずからの集大成の意味も込めてこのプログラムの狙いや、背景にあるHBSの教育改革、計画立案の苦労、悲喜こもごもの成果までその全貌を伝える。

目次

第1章 なぜ世界トップのMBAが東北に足を運ぶのか
第2章 HBSが東北で取り組んだこと
第3章 ビジネスの本質を体で覚える―事業の目的と利益とは?
第4章 グローバルとローカル、伝統と革新は矛盾しない―世界に通じるモノと人
第5章 普段と違う場に身を置きみずからの目的意識を再認識する―モチベーションの源とは?
第6章 コミュニティを変革する―分野と世代を超えたリーダーシップ
第7章 HBSの学生に学ぶこれからのリーダー像
第8章 ジャパンIXPがもたらしたもの

著者等紹介

山崎繭加[ヤマザキマユカ]
ハーバード・ビジネス・スクール(HBS)日本リサーチセンターアシスタント・ディレクター。マッキンゼー・アンド・カンパニー、東京大学先端科学技術研究センターを経て、2006年よりHBS日本リサーチセンター勤務。主にHBSで使用される日本の企業・経済に関するケース作成、東北を学びの場とするHBSの2年生向け選択科目ジャパンIXPの企画・運営に従事。また、特任助教として東京大学医学部にてグローバルヘルス・アントレプレナーシップ・プログラムの運営・教育に関与

竹内弘高[タケウチヒロタカ]
ハーバード・ビジネス・スクール教授。87年一橋大学教授、2010年から現職。HBS唯一の日本人教授。野中郁次郎一橋大学名誉教授との共著で95年に出版した「The Knowledge‐Creating Company」(邦訳版は『知識創造企業』(東洋経済新報社))は全米出版協会のベストブック・オブ・ザ・イヤー(経営分野)を受賞した。1969年国際基督教大学卒業、71年に米カリフォルニア大学バークレー校でMBA、77年に博士号を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Salsaru

13
外からの声だと聞くというところが日本にはある。また中よりも外にいるほうが手を貸したくなったり冷静に見えたりもする。2016/12/29

Nobu A

12
ケース・スタディで有名なハーバード・ビジネス・スクール(HBS)が東北大震災の翌年から始めたジャパンIXP(Immersion Experience Program)というフィールド・スタディ型授業を紹介。社会貢献を軸に復興中、奮闘する地場産業とHBS生がお互いに学び合う知的交流。様々な経営手法に詳しい学生と経験で培ってきた経営者の感覚が文化も言語も違っても経営の考えたという共通言語で通じ合う驚きとプログラムを通して育まれる民間外交の意義は大きい。関係者の感想も織り交ぜ、JIXPの輪郭が見えてくる。2019/04/17

isao_key

11
監修者でハーバード・ビジネス・スクール(HBS)教授である竹内弘高先生によれば40年前のHBSは、知識を詰め込む教育に主眼を置いていた。今では。knowing(知識)からdoing(実践)そしてさらにbeing(自身を知ること)に軸を移しつつあるという。こうした変化の中でIXPというフィールド・スタディ型授業が2011年からスタートした。著者はHBS日本リサーチセンターで第2回ジャパンIXPを4年間、プログラム全般の企画を担当してきた。本書は学生たちが東北で行ってきた体験学習の記録をまとめたものである。2018/02/03

Tenouji

10
感動的な内容である。理を学んだHBS学生が、日本の東北の地で、本当のリーダシップに出会う。情に突き動かされてきた受け入れ側は、HBSの学生と共に考えることで、自分達の進むべき方向と自信を得る。理と情の上に更に何かを築き上げようとする力。それがリーダシップである。2017/02/21

yyrn

6
知っている場所、知っている人、知っている会社や団体がたくさん登場して個人的にも非常に面白かった。知識と情熱を持ったハーバードビジネススクールの生徒たち(社会人経験者ら)が実践の場として被災地に乗り込み支援するハズが、資本主義の原則だけによらない日本人の考え方や伝統・文化に触れて逆に様々なことを学んでそれぞれの国に帰っていく。そのギャップが人気で日本でのフィールド・スタディは年々希望者が増えているというが、改めて日本人の良さを気づかせてくれて、私も負けられないぞという気持ちになった。一日も早い復興を願う。2016/10/20

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