内容説明
愛する息子・優を病気で亡くした泰史と冬美は、子供のレンタルと売買をしている会社P.I.を紹介された。二人は、リストの中から優と瓜二つの子供を見つけると、迷わず購入を決める。しかし一カ月後、その子供は急速に老化し、顔が溶けていく…。泰史は真相を求め、P.I.の研究所に忍び込む。そこでは、日夜恐ろしい実験が繰り返されていた。
著者等紹介
山田悠介[ヤマダユウスケ]
1981年東京都生まれ。2001年のデビュー作『リアル鬼ごっこ』は、発売直後から口コミで評判となり、一〇〇万部を超える大ベストセラーとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
taiko
50
一人息子優を病気で亡くした里谷夫妻。子供をレンタルする会社があるという噂を聞き、そこで出会った息子そっくりの子供をレンタルすることにした。…息子が中学生の時に読んだものが本棚に沢山あり、今回手に取りました。設定が浅く、突っ込みどころは満載でしたが、最後はどうなるのかが知りたくて一気に読みました。特別養子縁組がある中で、この設定はどうかなとは思いつつ、怖いもの見たさで読ませる感じはやはり人気作家さんだなと思います。2016/11/22
ミロリ
48
子供がぶっ壊れていく場面あたりからゾクゾク。「あーあーあー」がもう怖い。 設定はなかなか面白い。チルドレンに限らず 幅広い年齢層のレンタルでも良かった気がする。 レンタルする会社も変だけど レンタルしないとやっていけないほど神経衰弱になるのも嫌だな。よく考えると 普通に施設の子を引き取れば良かったのに……。 ラストは分かりづらかったけれど やっぱり精神崩壊系。 2014/01/22
kiyoboo
36
5歳の息子を病気で失くしていた夫婦が「レンタル・チルドレン」というものを知った。最初はレンタルして気に入った場合は購入できるシステム。その中に死亡したはずの息子そっくりだが、耳に障害がある子供がいた。2人は気に入って自分の子供として育てることにする・・・・。最初、私はDVを受けた子や孤児などが登録されていると思ったら全然違っていた。「世にも奇妙な物語」的なストーリー。軽いホラー小説で楽しめた。主人公の妻の精神を病んでいる様子が妙に怖かった。2012/08/13
やっち@カープ女子
30
悪の教典の人ではなかったですね。間違えて読んでしまった。子どもが変になって行くところでもうネタはわかってしまって。やっぱり~って感じでした。でもエピローグは予想出来なかったです。。。2013/08/23
パグ犬
28
商品として子供をレンタルする会社が登場。子供を亡くした両親が、半信半疑で登録者名簿を見せてもらうと、…。設定は斬新で面白そうだったが、途中からゾンビ系ホラー小説?っぽくなってしまい、少々期待はずれ。結末も、より非現実的方向へ引っ張り込んだ感じがあり、なんだかモヤモヤ(-ω-;)2016/05/29