集英社新書
アウトサイダーの幸福論

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  • サイズ 新書判/ページ数 217p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087207750
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0210

出版社内容情報

旅と人生は何が起こるかわからないハプニングの連続だ。でも、やることはただひとつ。このゲームを楽しむことだ。無頼派作家にして人気ラジオ・ナビゲーターが語る路上と放浪の人生哲学の決定版。

内容説明

ロバート・ハリスとは何者か?作家にしてラジオ・ナビゲーターである以前に彼は、一九五〇年代にアメリカから世界にカウンター・カルチャー(対抗文化)を発信した“ビートニク”の末裔である。その、ありきたりのルールには縛られない無頼なライフ・スタイルを経てつかんだ珠玉の知恵を、二〇のキーワードごとに紹介する。一度きりの人生を全力で楽しむために必要なのは何か?アウトサイダーだからこそ語れる、路上と放浪の人生哲学。

目次

プロローグ アウトサイダー―その6つの条件(明確な方向性・目的意識;順応力 ほか)
第1章 運命のダイスを転がせ(運―女神が微笑むとき;泣く―感情を押し殺したクールガイなんて ほか)
第2章 闇の中で跳躍しろ(ポジティヴ・シンキング―無理に上げない。あるがままに…;恋愛―火傷しそうな熱いコーヒーをすすれ ほか)
第3章 善も悪も超えた場所で(直感―感じるままに生きてきた…;自分探し―「自分探し」はゴミ箱へ ほか)
第4章 瞬間の中に永遠を感じる(偶然―偶然という名の必然;父と子―セオリーのない不思議な関係 ほか)

著者等紹介

ハリス,ロバート[ハリス,ロバート] [Harris,Robert]
1948年横浜生まれ。作家、ラジオ・ナビゲーター。71年、上智大学卒業後、バリ島をはじめ東南アジアを放浪。その後オーストラリアに延べ一六年間滞在し、シドニーで書店&画廊の経営に携わる。オーストラリア国営テレビ局で日本映画の英語字幕を手がけ、テレビ映画製作も行う。帰国後ラジオや著述で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

踊る猫

26
やはりロバート・ハリスの書くものはすばらしい。今回読み返してみて、彼の持つ本物の優しさがそのまま突き刺さってくるような文体に心打たれる。彼は闇雲な否定をしない。断定口調で何かもをぶった斬るのではなく、本当に彼が感じたことを柔軟なスタンスで言葉にしようとしている、と感じた。そこから見えるのは日本という狭苦しい国で汲々と暮らさざるを得ない人たちに「アウトサイダー」というライフスタイルがありうることを示す試みだ。だが、無責任に「会社なんて辞めちまえ」などと言わずあくまで選択をこちらに委ねるところも優しさであろう2023/02/23

踊る猫

25
期待していたほど胸に刺さって来るものではなく、とはいえ容易に読み飛ばせないものも感じた。著者の壮絶な体験なら既に『エグザイルス』で書かれているし、旅やギャンブルのことももっと濃厚に書かれている他の本を当たれば良い。その意味では「イントロダクション」的な本で、私ももっと感じたこと――怒りや悲しみ、幸せ――に素直になって良いのだなと思った。著者の活動の旺盛さはこういう、理屈をこね過ぎずエッチな自分を曝け出して(私は男で異性愛者だが、この著者はセクシーだと思う)生きているスタンスから来るのではないかと思ったのだ2020/01/15

スナフキン

9
自己啓発本には飽き飽きしていたので、手に取った本書。ヒッピーやバックパッカーをやっていたちょっと悪い大人による幸福指南本。 喧嘩したり、放浪したり、世界中の女性と恋して、とても幸せな人だと思った。 私のような内向的な人間には決して真似できない。 それだけに憧れが募る。 でも、いい歳してバックパッカーもないし、まして、ヒッピーなどとっくに消滅している訳で、私にできることといったら、そういう本を読むことぐらい。 50~60年代の若者が輝いていた時代を生きられたことが純粋に羨ましい。 2020/07/15

chie

6
図書館で借りた後、急に気恥ずかしくなりながらも読んだ。ポジティヴ・シンキングや、自分探しなどへの考え方や、著者の生き様に共感した。私は、自分探しをしていなかったら、この本も読んでいなかっただろうと思うので、少し複雑ではあるけれど。旅に関しては、無理にしなくても良いのではないかと思った。地球は、(今のところ)止まることなく回っているのだから。2015/05/14

nizimasu

6
ハリスさんが随分丸くなったなあというのが読後感。相変わらずだなあというか己の美学を貫き通すところもやっぱり好きだわ。結局、アウトサイダーというのは社会の規範に染まらないこと。その背景にはやせ我慢の美学があるというのを教えてくれる。それはアーティストシップと一緒かもしれない。オーストラリアで16年居着き世界を放浪。三度の結婚に本屋を開いたりパーソナリティとしても活躍。この人が以前に提唱していた100のリストも真似したことがある。死ぬまでにやりたい100のことの最初に叶えたのがモデルとつきあうというのもグッド2015/03/15

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