出版社内容情報
カリスマ指揮者、名オケが多数登場!
欧州偏重の日本のイメージと異なり、実はアメリカこそが真のオーケストラ大国だ。なぜアメリカでオーケストラ文化が育ったのか? 歴史はもちろん、経営面や戦略を含めて論じる。必聴音源案内付。
内容説明
アメリカはクラシック音楽の伝統のない国だと思われている。しかし、現代のオーケストラのスタイルは十九世紀に成立したものであり、アメリカのオーケストラは、その形成過程でヨーロッパのオケに優るとも劣らない役割を果たした。そして今も高い演奏能力を誇り、ヨーロッパを凌駕する魅力を備えている。高い音楽性を達成し、地域社会に根ざしたアメリカのオーケストラ。そのドラマティックな歴史をたどり、スター指揮者や名オーケストラの実像を紹介しながら、実力の源泉に迫る。
目次
第1章 オーケストラ大国の礎(オペラハウス・ブーム;オーケストラの伝道師トーマス―地域オーケストラの誕生;スパルタ指揮者!マーラー―アメリカ音楽界の飛躍;ドイツ音楽界からの脱皮)
第2章 オーケストラ大衆時代の到来(スター指揮者誕生;アメリカで花開いた現代指揮法)
第3章 悲劇と栄光の指揮者たち(新しい音楽界ビジネスの出現;レコード業界の飛躍;幻のシカゴ響音楽監督フルトヴェングラー;最後の勝利者ライナー)
第4章 スーパー・オーケストラの登場(アメリカ生まれのスター指揮者;ゲオルグ・ショルティ;クリーヴランド管弦楽団―セルとその遺産)
第5章 オーケストラ大国アメリカの発展(オーケストラ・ダイナミズムの時代;米国オーケストラの発展を支えたもの)
著者等紹介
山田真一[ヤマダシンイチ]
1963年東京生まれ。芸術文化研究者。音楽評論家。シカゴ大学大学院博士課程修了。昭和女子大学非常勤講師(文化政策)。音楽専門誌や新聞などに評論等を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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