集英社新書<br> 自分を生かす古武術の心得

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集英社新書
自分を生かす古武術の心得

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  • サイズ 新書判/ページ数 201p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087204292
  • NDC分類 789
  • Cコード C0275

内容説明

日本古来より伝わる様々な古武術を学ぶことが、広がっている。古武術的な身体の使い方や意識の持ちようは、現代にも通じる知恵に満ちているのだ。では、古武術をたしなむとは、実際にどのようなものなのだろうか。老若男女の日常生活にも有効といわれる、古武術の考え方とは?手裏剣術や柳生新陰流での自身の経験と実践をもとに、女性時代小説作家がわかりやすく論じる。

目次

第1章 手裏剣術との出会い
第2章 指南法を工夫する
第3章 稽古者の心理と型の理解
第4章 武術で身体を見直す―軸と重心の話
第5章 身体内外の環境とストレス
第6章 古武術健康法
第7章 新境地を得る心の持ちよう

著者等紹介

多田容子[タダヨウコ]
1971年香川県生まれ。兵庫県尼崎市に育つ。時代小説作家。京都大学経済学部卒。99年、剣豪小説『双眼』でデビュー。居合道三段。柳生新陰流兵法・小転中伝。手裏剣術も学ぶ。2004年、兵庫県芸術奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ネムル

6
柳生新陰流、棒手裏剣を中心にした古武術の技法が、心技体の点で日常にも役立てるように平易に語られる。正直古武術の健康法や体軸の話が文章と図版だけではピンとこないところも多く脇が甘い印象だが、新陰に関しては小転中伝という段位(?)を持つだけに明快で面白い。「基本=極意」と漠然とどこかで聞いたような武の思想などが読み解ける。著者の柳生小説群の副読としても。古武術ブームの魁となった甲野善紀氏の著作がやはり気になる。2013/07/22

Tatuyuki Suzuki

3
本にするのは難しいなって思う 手裏剣は肘をロックしちゃだめだってのがわかった2024/02/11

yyhhyy

3
タイトルの通り。姿勢や骨格と筋肉の連携の感覚がある人には読んでわかるのだと思うが、これから体得したい人には、表現が感覚的で難しい。後から振り返るための本。2022/12/30

magichour

3
拍子を外す。おされたら押し返すとか威圧されたら引くなどという単純な反応に陥る事は望ましくない。相手が当然と期待する反応を大きく外すことで、驚きを与えるのが技。 外部の刺激に惑わされない自分自身の「術」を持つ。2018/05/12

椿

2
古武術から身体の使い方のヒントについて著者の体験を通して纏められている。 時代小説家ということで非常に読みやすい文章。 骨主肉従、という考え方をいわれており、筋肉で骨を動かすわけではなく、骨自体を各々独立させて操作する。 内観、自分の身体の状態、使い方に集中して、どの部分がどのように動いているかを感じとる。 感覚的な部分の話であり、なかなかすぐに実感できるものではないが、しっかり自分の心身と向き合ってみたいと思わされた。2017/02/07

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