岩波ジュニア新書<br> 敗北を力に!―甲子園の敗者たち

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岩波ジュニア新書
敗北を力に!―甲子園の敗者たち

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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784005008568
  • NDC分類 K783
  • Cコード C0275

出版社内容情報

多くのファンを魅了する甲子園…、そこでは栄冠を手にするたった一校を除き大多数の球児は敗北に涙する。果たして敗北は選手のその後の人生にどんな影響を与えたのか? 激闘を演じ、最後に敗れた甲子園球児の「その後」を追う。

内容説明

甲子園を熱狂させる名勝負の数々。明暗がくっきりと分かれる延長戦や大逆転…。全国の野球ファンが見守るなかで、勝利にあと一歩届かずに敗北を受け入れざるをえなかった選手たちはその後どんな人生を歩んだのでしょうか。本書では、甲子園で激闘を演じ、最後に敗れた甲子園球児の「その後」を追います。

目次

第1章 甲子園で野球のすばらしさに気づいた準優勝投手―大西健斗
第2章 「甲子園史上最も壮絶な試合」の一年生ショート―杉谷拳士
第3章 「末代までの恥」からのリベンジ―糸原健斗
第4章 史上唯一の「サヨナラボーク」の責任―上本達之
第5章 怪物・松坂が覚醒したあの夏の敗者―澤井芳信
第6章 準優勝した名門の控え投手を変えた日―佐野慈紀
第7章 甲子園のアイドルを打ち砕いた惨敗―荒木大輔
第8章 人生で大切なことはPL学園が教えてくれた―なきぼくろ

著者等紹介

元永知宏[モトナガトモヒロ]
1989年、立教大学野球部4年時に、23年ぶりのリーグ優勝を経験。大学卒業後、ぴあ株式会社に入社。フォレスト出版、KADOKAWAで編集者として活動したのちに独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ばんだねいっぺい

31
 ピッカリ投法の佐野選手登場ににんまり。大西選手の針のむしろには、青ざめた。松坂って、本当に各方面への影響力のある選手なんだなと思い直した。敗北ばかりなので、全部まとめて、力に変えたい。2017/08/25

おくりゆう

18
甲子園で勝者になれるのは1校だけ。分かり切った事実なのですが、よく考えるとほとんどの球児は敗者としてその高校野球を終えるという事実は結構、重く考えさせられるものがあります。 彼らのエピソードは懐かしいものもあって思い出が蘇るとともに彼らの言葉には負けから学ぶというヒントが散りばめられているような気がします。 プロでない方を取り上げているのもよく、ジュニア向けとは侮れない良書でした。2017/10/12

たく

9
☆☆☆☆☆ 高校球児の聖地甲子園。そこで戦い、破れ去った選手たちのドラマの数々。人生という第2の甲子園もまたドラマの連続なんだろう。熱い思いが伝わって、感動しました。折しもセンバツ大会のただ中。たくさんの名勝負を期待してます。2018/03/27

スプリント

8
春の選抜を観ながら本書を読んでいます。臨場感があって楽しめます。2018/03/31

二階堂聖

8
甲子園で敗北してした人たちに当時の想いを語ってもらう…という本。 甲子園に出場するのもそこで戦うのもとにかく大変なのだな、というのが心の底からわかる一冊。敗者を取り上げたものでありながら、読後俺もがんばろう!となれずにここまでやっている人たちも負けるんだよなあ…という想いに駆られる。『高校野球をやった2年半で、楽しかったことはありません。甲子園にいたときだけが例外で、このままずっとここで野球を続けたいと思ったほど。 (P78)上本達之』2017/09/21

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