言語学翻訳叢書
言語普遍性と言語類型論―統語論と形態論

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  • サイズ A5判/ページ数 300p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784894761360
  • NDC分類 801.5
  • Cコード C3081

内容説明

言語研究の最前線において英語の統語分析に主要な関心が向けられていた一時期の後、最近10年間は、広範な諸言語からのデータを使った言語類型論および言語普遍性の諸問題に対する関心が著しく増大した。この枠組みの中で非常に多くの研究がなされてきたにもかかわらず、今日まで、言語学の学生のためにこのアプローチの主要な特徴を総合的に扱おうとした一般的な概説書はなかった。そのため、まったくの初歩の段階から、個別のテーマに関して論文の形で専門家の書いた文献を見るしかなかったのである。そこで、本書の目的は、この隔たりを埋め、上級の大学生および大学院生に対して、言語類型論および言語普遍性に対する現在の主要なアプローチの概観を、この方法による成果を例証(および一部の危険性に関して警告も)しながら、与えようとすることにある。

目次

1 言語普遍性
2 言語類型論
3 理論的前提
4 語順
5 主語
6 格標示
7 関係節
8 使役構文
9 有生性
10 類型論と歴史言語学
11 結論および展望

著者等紹介

コムリー,バーナード[コムリー,バーナード][Comrie,Bernard]
1947年英国サンダーランド生まれ。1972年ケンブリッジ大学でPhDを取得した後、同大学若手特別研究員、講師を経て、1978年より米国の南カリフォルニア大学に移り、現在同大学教授

松本克己[マツモトカツミ]
1929年長野県生まれ。1953年東京大学文学部言語学科卒。1956年より、金沢大学講師。助教授、教授を経て、1983年から筑波大学教授(文芸・言語学系)、1993年より1998年まで静岡県立大学教授、また(1991~1994)前日本言語学会会長

山本秀樹[ヤマモトヒデキ]
1958年千葉県生まれ。1987年筑波大学大学院文芸・言語研究科博士課程中退。現在、弘前大学人文学部助教授
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