インテレクチュアルズ

インテレクチュアルズ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 572,/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784764102439
  • NDC分類 283
  • Cコード C0095

内容説明

ルソーは子どもっぽい思想家、マルクスはめったに風呂に入らず金銭感覚はゼロ、ヘミングウェイは「行動」を口にするばかりで日々酒におぼれ、サルトルは「ことば」の洪水に次々と若い女性を引きずりこんだ。知の巨人たちの驚くべき実像。

目次

第1章 ジャン・ジャック・ルソー 「おもしろい気ちがい」
第2章 シェリー 酷薄な理念
第3章 カール・マルクス とほうもない毒舌
第4章 ヘンリック・イプセン 「とんでもない!」
第5章 トルストイ 神の兄
第6章 アーネスト・ヘミングウェイ 底なし沼
第7章 ベルトルト・ブレヒト 凍れる心
第8章 バートランド・ラッセル 「屁理屈屋!」
第9章 ジャン・ポール・サルトル 毛皮とインクの小さなボール
第10章 エドマンド・ウィルソン 危ういところで…
第11章 ヴィクター・ゴランツ 悩める良心
第12章 リリアン・ヘルマン うその上塗り
第13章 オーウェルからチョムスキーまで 理性の敗走

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぽん教授(非実在系)

4
イギリス人らしさ溢れる著者のえげつない現実認識に基づき、ルソーやマルクスやトルストイ、イプセンやラッセル、サルトルやヘミングウェイなどの偉大な知識人たちの狂人ぶり・はた迷惑・家族や支援者に対する搾取など人間的にクズな部分を見事に描き出す。理想を信じ、概念としての人間を愛するが故に具体的な人間である家族を愛せず暴力を振るい、愛人を作り子を孕ませ、支援者を踏みつけながらちやほやされたいがために見栄えだけはよく名声は高まるという鬼畜な姿は古今東西の著名な人物に当てはまる一つのパターンである。2017/10/17

がんぞ

2
鳥類や昆虫でも「あっちに餌がある」程度の情報交換はあるが、ヒトは数万年前から音声言語を高度に発生させ更に数千年前から「文字」を発明して他人に教え、さらに騙すことも始まった。インテレクチュアルズは野蛮な西洋の知識人だけあって「頭の良い人は性欲も強い」、意見・見解・教説を尊重される人たらしである上、女たらしでもある。さらに女が不幸になることを意に介さない/シェリー夫人の『フランケンシュタイン』の怪物のモデルは自分勝手な夫=詩人だったのではないだろうか。野人ルソーのサロンでの大人気、トルストイの自分勝手な信仰…2018/10/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/344011
  • ご注意事項