上海の長い夜―文革の嵐を耐え抜いた女性の物語〈上〉

上海の長い夜―文革の嵐を耐え抜いた女性の物語〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 347p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784562019489
  • NDC分類 936
  • Cコード C0098

内容説明

文化大革命の燃え上がる初期の1966年8月、熱狂的な、若い紅衛兵の一団が、五十一歳になる、元国民党政府外交官の未亡人、鄭念とその愛する娘、梅平の住む、洗練された居心地の良い上海の家に乱入し、破壊と略奪の限りを尽くす。数週間後、鄭念は逮捕され、第一拘置所におくられる。彼女は、そこでその後の六年以上を、独房の幽閉生活の迫害と耐えねばならなかった。この本は、彼女自身が、この痛ましい時代とその後を回想して記した、人間の真の強さを伝える、感動的な物語である。クリストファー賞受賞。

目次

1 魔女狩り
2 嵐の前の静けさ
3 紅衛兵
4 自宅軟禁
5 独房
6 取調べ
7 一月革命と軍事管制
8 党内の派閥
9 続く迫害

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナオミ

1
実話らしい。 毛沢東が、どんな人かもあまりよく知らなかったので、いろいろ調べながら読んだら時間かかった。 主人公の強い女性の生き方には、悔しい思いが溢れてきた。 下巻があるということは、生き延びてるということか、とにかく下巻に入ります。2018/01/31

kushio

0
十数年前に読んだ。文革時代を生き抜いた女性の話。後年アメリカに亡命する。日本にも講演に来たと記憶している。

飯田健雄

0
この2冊は、中国旅行で日本から持って行った。上海のホテルで」読んだ。夜読んでいるうちに、ホテルのメイドや受付にスパイされているんじゃないかと、ベッドに横たわりながら怖かった事を思い出します。文化大革命、一体、なんだってでしょうね。この著者は文革による虐待のために、総入れ歯になってしまったそうです。

一江春水向東流

0
上冊主要寫了文革時期,鄭念被抓到監獄裡,並且在經歷各種審訊、批鬥後,依然拒不承認自己是間諜的罪證.由於鄭具有高超的智力,在英國讀的大學,而且和丈夫也在澳洲待了很長時間,回國後又長期為英國石油公司服務.所以想法都非常西洋式的.她在獄中把審訊她的人說的啞口無言的場景令我印象深刻.2020/04/10

れうしあ

0
外資系企業の元役員である著者の、文化大革命によりスパイ容疑をかけられ自白を強要される体験の叙述。無茶苦茶な論理を振りかざす革命派に対し、共産党の思想を把握し毛沢東の書籍を引用した上で毅然とした態度で抵抗する。著者の分析力や切り返しからは知性が伺える。革命派がいかに理不尽であったかが強調されている。2018/06/22

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