言語学の散歩

言語学の散歩

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  • サイズ B6判/ページ数 353p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784469210514
  • NDC分類 801

出版社内容情報

軽妙な筆さばきによって、言語学の基本概念や学問的争点を平易に例解する、珠玉のエッセイ集。ユニークな言語学の入門書。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ががが

5
非常におもしろい。言語は複雑であるからにしてそれを対象とする言語学もそれ以上の複雑性を持つ。一つのテーマにしぼるのではなく、言語学自体をメタ的な視点から見た考察が言語学の概観を理解するのにとても助かった。内容は、言語の根本的機能である伝達についてのものから、文法性、人称、数と言った言語の構造的なもの、タイポロジー、比較言語学、構造主義といった言語学の視座に関するもの、ウィトゲンシュタインやクルトネ、トルベツコイなど人物に注目したものからソルブ語から見る言語の希少性まで、幅広いテーマを扱った少々硬めの随筆集2013/07/22

susu

0
 軽い読み物だと思っていましたが、意外と濃い内容でした(ですが、ひとつひとつの章が短かったので読みやすかったです)。類型論(本文中では類型学)がまだまだ未開の分野である理由が書かれており、難しい問題だと思いました。「タイポロジーで得られた断片的な資料を言語の同系統の証拠とするようなことは避けるべき」だというのは、肝に銘じなければならないと思いました。2013/07/28

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