集英社新書
高橋竹山に聴く―津軽から世界へ

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  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087200461
  • NDC分類 768.11
  • Cコード C0273

内容説明

津軽三味線の名手、高橋竹山は、一九二六年十月ボサマとして独り立ちした。十六歳だった。ボサマというのは、門付けをしながら放浪する盲目の旅芸人のことである。二歳で視力を失った貧しい少年の生きる道は、ボサマになるしかなかったのだ。それから八十七歳で亡くなるまで、竹山は三味線一筋に生きる。だが、それは名人になるための三味線ではなく、差別とたたかい、生きるための三味線だった…。本書は、竹山の晩年三十年を共に生きた音楽プロデューサーが描く、高橋竹山の人生とその音楽の真実に迫る、渾身の聴き書きである。

目次

第1章 人生と音楽の原点―風土の声を聴く
第2章 「昭和」とともに始まった門付け人生
第3章 生涯の支え・妻ナヨ
第4章 「新しい聴き手」との出会い
第5章 音は生きもの三味線も生きもの
第6章 二人の芸術家 志功と竹山―奔放さと魂の昇華
第7章 聴こえない音を聴く

著者等紹介

佐藤貞樹[サトウサダキ]
1926年青森市生まれ。’55年青森芸術鑑賞協会の設立にかかわり’81年まで事務局長として働く。その間数多くの音楽・演劇などの鑑賞会を開く一方、’70年代はじめから高橋竹山の三味線を全国に紹介することに力をつくした。’81年以降はそのこ仕事に専念、’98年竹山死去まで行を共にした。著書に「自伝・津軽三味線ひとり旅」の聴き書き、「おらの三味線いのちの音だ」などがある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hiroki Nishizumi

4
知らなかった。竹山について少し調べてみたくなった。2022/03/01

takao

3
ふむ2024/05/08

カネコ

0
2010/10/07

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