内容説明
「笑いの世界」を席巻した吉本興業、その現役常務が書き下ろす笑いの本質と企業戦略。大阪という地域性の笑いと全国区の笑いとの間に差異はあるのか?現代人にとって、笑いとは何か?そして、笑いが及ぼす経済効果とは、果たしてどれほどのものなのか?それらを考察しながら「緻密に考えられたいい加減さ」を著者は吉本の本質だと定義する。その上で、次なる目標は「感動」をいかに人の心に呼び起こすかなのだと説く。吉本興業の苦闘の歴史を辿りながら、新しい笑いの行き着く先を「感動産業」と規定する著者の、目からウロコな「経済論」。
目次
第1章 大阪人の気質
第2章 吉本興業の経営と成り立ち
第3章 笑いは絶対儲かります
第4章 組織をどうするか
第5章 21世紀へのヴィジョン
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takao
3
ふむ2024/05/08
Tatsuo Mizouchi
2
☆☆☆ 笑いの経済学ではなく、吉本興業の戦略でした(笑)2018/09/01
hihuhihu
1
橋下徹知事の登場、東京オリンピックの不祥事、感動を売りにした島田紳助の引退、著者がその後吉本をすぐ離れたこと。等々を考慮して読まねばならない。そうするとこの本で何が学べたのかわからない。
タッキー
0
大阪贔屓なところとか、ちょっと嫌なところもあったけど、「感動産業」という言葉は好きです。2011/01/15
いい日
0
1時間半で読了。当たり前といえばそうですが、吉本興業の宣伝ばかりでした。これは、タダで配らないといけないくらいただの宣伝でした。全然具体的なことを言わず、精神論・抽象論ばかりで経済学になっていません。元やすきよのマネージャーで、当時吉本社長。別に論理的な文章書けなくても社長になれるというのは分かりました。2010/09/06