岩波ジュニア新書<br> 「殺すな」と「共生」―大震災とともに考える

電子版価格
¥814
  • 電書あり

岩波ジュニア新書
「殺すな」と「共生」―大震災とともに考える

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 201p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784005002528
  • NDC分類 K304
  • Cコード C0236

出版社内容情報

九五年一月の阪神大震災は,今まで築いてきた「経済大国」日本の現実をも一気に露呈させてしまった.この反省にたって,「殺し,殺され」ることなく本当に「共に生きる」市民社会をこれからどうつくっていくべきか.大空襲の体験を思索の出発点とし,今また大震災を体験した著者が,戦後五○年に力強く訴える.

内容説明

九五年一月の阪神大震災は、今まで築いてきた「経済大国」日本の現実をも一気に露呈させてしまった。この反省にたって、「殺し、殺され」ることなく本当に「共に生きる」市民社会をこれからどう作っていくべきか。大空襲の体験を思索の出発点とし、今また大震災を体験した著者が、戦後50年に力強く訴える。

目次

1 「殺すな」の思想―震災と戦争・二つの「難死」体験をつなぐ
2 「共生」社会をもとめて―人間と人間、「われ」と「われ」をつなぐ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あきこ

0
小田さんが子供向けに書いたもの。わかりやすい言葉で簡単に書いているが、内容は深いものだ。人間が生きていくこと、という誰もが背負う時間について、過ごす心の持ち方が誠実に語られている。子供達にはすぐには分らないかもしれないが、いつか分るときがくるだろう。自分だけではなく、皆でこの時間を共有しあうこと、その約束についてのことだ。こんな大切なことを学校では教えない。生きていく見本のなんと少ないことよ。神戸の震災についての、この国のあり方が書かれているが、今回の東日本大震災ではきちんと活かされたのか?小田さんの意見2012/04/10

のん@絵本童話専門

0
厳しい意見になってしまいますが、だいぶ怒りに満ちた書き方で、だいぶ主義思想に偏りがあります。2022年発刊のブックリストに載っていた一冊ですが(そもそもジュニア新書なので子ども向けに書かれたものですが)、子供にここまで偏ったものを読ませたくないと私は思います。阪神大震災後に書かれたものなので仕方ないですが、今の時代にそぐわないです。確実に失敗からちゃんと学んでいます。差別に対しても取り組んでいます。その時代時代でもちろん問題は常にありますが、少しずつ善処はしていると感じます。2024/01/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1880649
  • ご注意事項