最新 半導体のしくみ

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  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784816348839
  • NDC分類 549.8
  • Cコード C0055

内容説明

本書では、半導体の動作原理から、半導体の基本形であるダイオードとトランジスタ、すでに第一線で活躍している半導体デバイスなどを、精度の高い図版やイラストで解説しました。さらに、集積率と速度で、驚くべき進化を続けるLSIの設計や製造工程にまで光をあて、丁寧に解説しています。

目次

1 半導体ってなんだろう?(電子機器に搭載されている半導体とは?―半導体は高機能電子回路;電気と電子はどこが違うのか?―電気の中味に電子が入っている ほか)
2 ダイオードとトランジスタ(多数キャリアと少数キャリア―N型半導体にもホールが、P型半導体にもエレクトロンがある;半導体の基本となるPN接合とは?―N型半導体とP型半導体が接触すると空乏層ができる ほか)
3 さまざまな半導体デバイス(半導体デバイスの種類―電子機器に使用されるさまざまな半導体デバイス;光半導体の種類―電気エネルギーと光エネルギーの変換 ほか)
4 IT社会を支えるICとLSI(高性能電子機器を構成するICとLSI―数千万個もの電子部品を搭載;シリコンウエーハ上の電子部品―半導体素子はウエーハ上に微細化した個別電子部品 ほか)
5 LSIの製造工程と未来像(シリコンウエーハの作り方―円盤状にスライスした単結晶シリコンを鏡のように磨く;ウエーハの大口径化と薄型化―大口径化はコスト減少、薄型化は超小型実装の実現へ ほか)

著者等紹介

西久保靖彦[ニシクボヤスヒコ]
埼玉県生まれ。電気通信大学を卒業後、シチズン時計株式会社技術研究所、大日本印刷株式会社ミクロ製品研究所、同エレクトロニクス研究所、イノテック株式会社、三栄ハイテックス株式会社を経て、現在、ウエストブレイン代表。静岡大学情報学部客員教授。シチズン時計での水晶腕時計用CMOS・IC開発をスタートとして、日本の半導体産業に黎明期から関わってきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Rie【顔姫 ξ(✿ ❛‿❛)ξ】

16
読書メーターで紹介していただいた本。10年ほど前の本ですが、難しい内容を可能な限り分かりやすく、親しみやすく説明してくれている良書だと思います。特に前半部分。読んでも理解できないことも多かったけれど、少しだけ理解が深まったような気がします。家に一冊ほしいくらいだけど、読まないかなぁ。2022/01/05

makio37

9
技術士2次試験対策として、広く浅く、基礎の基礎から。10年以上前の本だが、今まで読んだ半導体入門本の中で一番良かった。エネルギーバンド構造やCMOSインバータの動作について復習できたし、NANDゲートの構造については初めて理解できた。GaAs-HEMTの構造(高移動度の2次元電子ガス層がチャネル)もMESFET(ゲート直下のチャネルを空乏層増減で制限)との比較で整理できた。半導体微細化による課題への解決策やその効果についても学ぶことができた。前書きにあるように、これで半導体専門書への登竜門をくぐれたか。2023/04/15

けんたろう

2
広義の半導体(トランジスタ、コンデンサから構成される集積回路)について解説。予備知識がなかったので詳しい特性などは読み飛ばしちゃいましたけど、一通りさらうだけならできたかなと思う。2017/04/02

まる@珈琲読書

0
★★★☆☆ 半導体ってなに?というところから製造方法までを図解した一冊。ふーんって感じでわからないところは結局わからなかった。またあとで読み返してみよう。2011/07/06

YMTrade2

0
得体の知れない半導体を可能な限り噛み砕いて説明がされていると思う。特に前半から中盤までは、なるほど!という気づきが多かった。企業の研究所、エンジニアでもこのように噛み砕いての説明はできないと考える。然るに、いい本であった。2020/02/24

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