出版社内容情報
学び初め、学び直しの1冊目に最適!
有機化学は、 シンプルな理屈や感覚で「わかる」学問です。
丸暗記なんかしなくても、基礎がわかれば、あとはそれを用いての推論、推測で進んでいけます。
本書では、マンガや図をふんだんに用いて、化学の初歩から有機化学を解説。
身近な話題や昔の教科書に載っていなかった発見もできるだけ盛り込みました。
学び始め、学び直しはもちろん、最近になって、有機化学の知識が必要になった文系の方にも役立つ1冊です。
目次
第1章 原子構造と化学結合
第2章 有機化合物の構造
第3章 有機化合物の種類と性質
第4章 基礎的な反応
第5章 応用的な反応
第6章 高分子化合物
第7章 生命の化学
終章 有機化学とSDGs
著者等紹介
齋藤勝裕[サイトウカツヒロ]
1945年5月3日生まれ。1974年東北大学大学院理学研究科博士課程修了。理学博士。現在は名古屋工業大学名誉教授。専門分野は有機化学、物理化学、光化学、超分子化学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
d2bookdd
17
すらすら読めました。基礎的な反応から、有機化学の功罪、今後の期待される方向性まで。私も貢献したい!2022/07/27
ふじあつ
7
★★★☆☆ 有機化学について,見開きで左に文章,右にマンガが書かれています。マンガを読んで,詳しく知りたければ左の文章を読むと楽しめました。2022/09/28
乱読家 護る会支持!
6
僕は理系ですが、化学はどうも苦手だったのですが、本書はものすごくわかりやすかったです(しばらくすると、苦手に戻ると思いますが)。 左ページに日本語と図で解説、右ページが漫画で解説。 図とイラストは、弱い頭の理解の助けとなりますね。 手間のかかる本の制作をありがとうございましたm(__)m2022/11/21
ひろし
1
あー、高校で習ったなぁ、懐かしいなぁ、の連続。熱可塑性樹脂は鎖状のポリマーが束になっていて、加熱すると鎖同士が滑るから柔らかくなる。逆に熱硬化性樹脂は網目状のポリマーなので加熱しても動けない。置換基の位置がバラバラになるから網目状になる(フェノールでいうOH基がベンゼン環のどこにくっつくか?問題)。高分子の強度は結晶化度に依存する。鎖が密に並行してると結晶。その極致が合成繊維。6ナイロンの6は重合の単位構造の中のCの数を表す。ここら辺の知識が役に立った。2024/01/02
SP蛾
1
講師アルバイトで使用した. 化学初学者のための一冊.かなり分かりやすい. 高校時代にこの一冊に出会えていたら,受験期に有機化学意味不明と嘆く心配は少し減っただろうに. 教科書の内容でも理解できない人にオススメしたい.2022/07/22