出版社内容情報
『読まずに死ねない哲学名著50冊』(フォレスト出版)の著者の最新刊です! 難解な哲学も要点を押さえつつ、高校生でも分かるように説明することに長けた著者が、古今の哲学者の「言葉」から哲学を紹介します。哲学は人生に迷い、悩んだときこそ真価を発揮します。「よい社会とは何か?」「愛するとはどういうことか?」「豊かな人生とは?」。問題の本質を掴み、解決のヒントをくれる哲学の入門書デす。
内容説明
この世界に―「正解」はあるか?プラトン/アリストテレス/デカルト/カント/ニーチェ/ハイデガーetc.生きる意味や誰かとの関係。悩んだら哲学者に聞いてみよう。
目次
第1章 哲学とは何か(イデア;魂の配慮;四原因説;不動の動者;方法的懐疑)
第2章 対立を乗り越えるためには(物自体;アンチノミー;定言命法)
第3章 社会とは何か(自然状態;万人の万人に対する闘争;社会契約説;一般意志;社会契約説;人格の相互承認;功利)
第4章 「私」の生を肯定する(実存)
第5章 現代から新しい社会を見通す(ルサンチマン;権力への意志;良心;還元)
著者等紹介
平原卓[ヒラハラスグル]
1986年、北海道生まれ。哲学者。早稲田大学文学研究科修士課程修了(人文科学専攻)。古今東西の哲学の著作と思想を紹介するウェブサイト「Philosophy Guides」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かおり
5
表紙に騙された。(大学のテキストかと思いました)2017/11/25
shoon
3
西洋哲学の歴史的な流れを、ソクラテス〜フッサールまで概観できる本。非常に優しい言葉で書かれているので、初学者にも読みやすい一冊だと思います。各哲学者の思想等が気になった読者向けに、著作リストや文献一覧みたいなのがあればより嬉しかったです。2018/09/06
Iwanchu
2
正解を夢想することを止めて、共通了解を作り上げていく方向にシフトしていく。これを理解できただけでも、この本を読んだ価値があったと思える。2019/04/27
tenori
1
哲学って難しそうだけれど興味はあるな。どんな本を読めばいいんだろう?そんな人にお薦めしたい哲学入門書です。哲学の成り立ちや考え方を哲学者達が生きた時代背景を踏まえながら優しく解説した本。公式から答えが導きだされる学問ではないけれど、日々、私達が直面していること。生きることそのもの。この本を読んだから「人生の難問」が解けるわけではありませんが、何かしらの指針を与えてくれる内容。2019/07/17
塩きゃらめる
1
【図書館】2019/06/23