目次
1 「ベトナム」の成り立ち:時空間の領域
2 生態環境・ムラとマチ
3 多層化・多元化する社会
4 多民族・多宗教の実相
5 文化・スポーツ、芸術・世界遺産
6 市民社会と政治
7 経済発展、日本・中国・ASEANとの関係
著者等紹介
岩井美佐紀[イワイミサキ]
神田外語大学外国語学部アジア言語学科ベトナム語専攻教授。博士(社会学)。ベトナム地域研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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荒野の狼
4
ベトナムの現代事情の情報を得るためにこれまで「90分まるわかりベトナム(朝日新聞出版)」と「ベトナムのことがマンガで3時間でわかる本(明日香出版社)」の二冊を読んだが、本書は三冊目として読了。前二冊は、素早く通読することができるのが魅力で内容も面白い(いずれも「90分」、「3時間」では読めないが)。一方、本書は、通読には数日かかる内容で、複数の専門家が執筆しているので、内容も堅く面白みには欠けるが情報量としては、他の追随を許さない。2023/12/21
ブルーツ・リー
4
ベトナムについては、元々の知識が余りなく、1冊の本を読んだだけでは、深い所をどうのこうのまでは言えないかな、という感じ。 理解できた部分。という事になると、自分の関心領域である、政治と文化の問題に行きつく。 ベトナムは共産主義でやっている訳だが、それでも、文化だけ突出して高い。という事はあり得ない。 資本主義でやるから文化が低俗化して行くのだ。という主張は、多分、当たらない。 むしろ共産主義下では各種の自由が制限されてしまい、経済も低調という事では、より、進む方向として、悪くなってしまっていると思われる。2023/05/04
白山手賀
1
ベトナム地場の宗教が、道教の影響を大きく受けているのは、初めて知った。2024/02/23