非実在青少年論―オタクと資本主義

非実在青少年論―オタクと資本主義

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  • サイズ B6判/ページ数 339p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784750003825
  • NDC分類 367.6
  • Cコード C0076

内容説明

自由化した恋愛市場と資本主義が、オタクと婚活の問題を準備した―。男らしさの確立に悩む男の子、女らしさの受容に苦しむ女の子。エッチな漫画を読む人たちはどういう人なのか。エッチな漫画やBL小説は、資本主義的な理由から批判されている…!?日本で最も巨乳フェチな作家が、性の世界と表現規制の理由を大解剖!規制される側の気鋭のポルノクリエイターによる、性的文化論。

目次

序章 非実在青少年
第1章 性の多様性
第2章 SとMの真実
第3章 性的嗜好とメンタリティ
第4章 傷つく男らしさ
第5章 オタクと資本主義
第6章 二十一世紀の魔女狩り

著者等紹介

鏡裕之[カガミヒロユキ]
作家。滋賀県立膳所高等学校(文芸班に所属)を経て北海道大学文学部英文科卒業。1995年、美少女ゲームシナリオライターとしてデビュー。会社のナンバー2として制作チーフ、プロデューサー、ディレクター、スクリプター、広報、営業を兼務後、フリーに。著作は20冊以上、生み出したゲームは約50作。巨乳フェチゲーム&巨乳フェチ小説の第一人者。日本で初めて美少女ゲームのシナリオ講座を開催(15回)、数人がプロデビューしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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キリ

1
『動物化するポストモダン』を読んだので復習がてらナナメ読み。207ページで批判されているデータベース消費は確かに「データベース的動物」と定義された人間像の片側しか説明していないが、もう一方の片側であるシミュラークル水準での人間像は「ウロボロス消費」に近い概念として一応描かれている。この辺りのまとめ方のダサさについて東浩紀は鏡裕之を見習って改めるべき(少なくとも10年前のレベルにおいては。近年どうなったのかは知らない)。しかし勉強してから読むと、論理の明快さに驚くなあ。2015/02/06

キリ

1
通読は4回目くらい。非常に分かりやすくサブタイトルの通りオタクと資本主義(社会)について総括的、包括的に書かれている。一方で「非実在青少年論」だと規制側が非実在の青少年とはなんぞやということを語っているように見える印象。それと本文内容とは無関係だが、やっぱり一冊の本においてデザイナーが果たす役割は大きいと確信させる作品でもある。2014/09/20

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