内容説明
多くの人にとって身近な存在である「家族」の歴史と現状、これからの課題と展望について、1人ひとリが考えるための手がかりを提示します。時代ごと、国・地域ごとの比較などのさまざまな実証データと、ジェンダーや階層の視点も用いて、家族のリアルにせまる入門テキストです。
目次
1 「家族」を読み解くために
2 「近代家族」の成立
3 家族・貧困・福祉
4 結婚
5 就業と家族
6 妊娠・出産・子育て
7 親‐成人子関係のゆくえ
8 個人・家族・親密性のゆくえ
著者等紹介
岩間暁子[イワマアキコ]
立教大学社会学部教授
大和礼子[ヤマトレイコ]
関西大学社会学部教授
田間泰子[タマヤスコ]
大阪府立大学人間社会学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬弐仟縁
25
個人のせいではなく、個人の力では解決できない、社会の仕組みに問題があるから貧困が生まれるという社会構造に原因を求める見方を私は支持したい(53頁)。貧困は子ども期、子育て期、高齢者期に集中的に現れることが知られている(61頁)。福祉レジーム:福祉が生産され、国家、市場、家族の間に配分される総合的あり方(E.アンデルセン1999年、62頁)。失業と同様、自発的未婚と非自発的未婚という概念を使用しているのも時代なのだろうか(93頁)。2015/06/30
絵里。
3
わかりやすい。入門。2015/11/08
夏以降
1
卒論執筆のため読了。
えむ
1
家族社会学の教科書。分担執筆で、オーソドックスな感じにまとまっている印象を受けた。また、計量分析の解説がきちんと図を示すことを厭わず行われており、直感的にも読みやすい1冊ではないだろうか。2018/04/21
ハル
1
家族って、おもしろい。2016/06/03