内容説明
本書は、初学者のための“臨場感”溢れる生命科学のテキストである。もともと生物になじみのある人から、そうでない人まで、幅広い学力レベルにあわせて、口語体によるやさしい解説、身近な話題を取り入れたコラム、目で見て楽しく学習できるようカラー写真を多く盛り込むなど、さまざまな工夫が施されている。改訂にあたっては、近年の「いのち」に関する科学と技術の進歩をふまえ、遺伝子組換え作物、出生前診断、臓器移植、再生医療、環境問題などの分野の記述を書き改めている。
目次
第１部 生命の基礎（生命とその起源；生命の最小単位：細胞；生命を演ずる分子たち；生命の設計図：遺伝子とその働き；生命活動の基礎：エネルギーと物質の代謝）
第２部 統合された生命（生殖と発生；人の遺伝と遺伝病；老化と寿命；ホルモンの働き；免疫のしくみ；神経と脳の働き）
第３部 現代社会の中の生命（病気との闘い；遺伝子組換え技術とその応用；先端医療と生命倫理；地球環境と生命）
著者等紹介
伊藤明夫［イトウアキオ］
１９６８年大阪大学大学院理学研究科博士課程修了（理学博士）。九州大学医学部助手。１９７１年九州大学理学部助教授。１９８９年九州大学理学部教授。２００３年九州大学名誉教授。放送大学客員教授。２０１０年北九州市立自然史・歴史博物館（いのちのたび博物館）館長（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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