内容説明
奇をてらわず正攻法で、体系的に王道を歩む。理工系の学生が学ぶ数学の「幹」となるべきものをまとめた骨太の教科書。数学者・教育者として、著者が満を持して贈る。
目次
第1章 集合の基本
第2章 論理
第3章 写像と積・商
第4章 ツォルンの補題と濃度
第5章 実数
第6章 ユークリッド空間
第7章 距離空間
第8章 位相空間
著者等紹介
新井敏康[アライトシヤス]
千葉大学大学院理学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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shin_ash
2
兎に角自分には難しかった。分からないなりに読み進めるので時間もかかった。前書きにある様に新井紀子先生の「数学は言葉」を先に読んでいたので、幾分理解の助けになったと思うが、それでも理解しているとは言い難い状況である。とは言え、今まで雰囲気で読んでいた論理記号や、殆どテキトーに近かった、写像、距離空間、連続、コンパクト性などが、雰囲気だけでも掴める様になった様な気がする。カーネル法やスパース推定など、最適化が深く絡む分野は、論理記号と集合、空間のオンパレードなので、理解の助けになる様な気がする。2018/04/19