内容説明
『エンキョリレンアイ』に続く恋愛小説三部作、第二弾。京都・岡山・東京―三つの都市に広がる幼なじみ三人の、優しく切ない純愛物語。
著者等紹介
小手鞠るい[コデマリルイ]
岡山県生まれ。同志社大学法学部卒業。1981年第7回サンリオ『詩とメルヘン賞』を受賞し、3冊の詩集を上梓。93年「おとぎ話」で第12回『海燕』新人文学賞、2005年『欲しいのは、あなただけ』で第12回島清恋愛文学賞を受賞。2006年発表の『エンキョリレンアイ』(小社刊)がベストセラーに。92年からNY州ウッドストックに在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鈴本優歌
56
「忘れられない人」って、深い関わりのある人がなるのかな。そう思いました。自分にとって何が一番大切で、一番失いたくないものは何なのか。難しいけど絶対にこの謎から逃げてはいけないと感じました。主人公は自分の道を見つけ、これからその道を歩いて行くんだと思います。私も自分の道を創っていきたい。そう思いました。2014/12/04
じゅき
35
忘れたくても忘れられない。。。わかるんだけどさぁ~。。。個人的に龍也は最後まで好きになれなかった。最後の最後に 【これがわたしの好きな人】と 遅ればせながら気がついたあ~ちゃんにほっとしました。これは三部作なんですね。。。他を読もうか 読むまいか。。2013/09/09
キラ@道北民
25
「エンキョリレンアイ」に続く恋愛3部作第2弾。ハラハラする展開で、好きになったら負け?と言うような関係が繰り広げられていました。気持ちをコントロール出来るのは、自分だけ。苦しんで遠回りしても、自分が納得できる選択をしていきたいですね。2016/02/01
あつひめ
15
惚れたら負けってことかな???愛しすぎるといつもいつも相手の顔色をうかがってしまう。本当の姿や心を見せる事ができなくなってしまう。龍也だってもっとあかねの「素」の部分を・・・くったくのない笑顔を見たかったかもしれない。俊輔に見せる無防備な姿を羨ましく思っていたかもしれない。でもでも・・・なんだか喉越しスッキリしない・・・。恋は女を磨くけど・・・こういうのはどうなんだろう。ちゃんと俊輔と向き合えるのかな???龍也を忘れる必要はないけど・・・。2010/08/05
そのぼん
10
『サンカクカンケイ』っていうタイトルのイメージからしてドロドロ系かと思っていたのですが、爽やか系の恋愛ものだったので驚きました。かなり読みやすくて、切ない気分になりました。2011/12/08
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