早稲女、女、男

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  • サイズ B6判/ページ数 259p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784396633936
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

面倒臭くて痛々しいけど憎めないワセジョと、5人の女子の等身大の物語。

著者等紹介

柚木麻子[ユズキアサコ]
1981年、東京都生まれ。立教大学文学部フランス文学科卒。2008年、「フォーゲットミー、ノットブルー」でオール讀物新人賞を受賞。2010年、受賞作を含む『終点のあの子』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイ@2019.11.2~一時休止

247
連作短編集。柚木さんの本を読む順番を間違えたのか読む度に男性キャラが伊藤くんに思えてしまう。女性キャラはみんなイイ感じで最終章がイイ。2014/12/16

takaC

240
各章題は各校の校歌(とか)の歌詞ってことなのね。書き下ろし最終章は蛇足な感じ。2016/04/04

おしゃべりメガネ

220
う~ん・・・、面白かったには面白かったのですが残念ながら最後まで、というか最後の最後で主人公「香夏子」にはガッカリというか、感情移入できませんでした。自分にしては珍しく主人公なのに好きになれないキャラだったかなと。早稲田大学の才色兼備な主人公を中心に、取り巻く友人や妹、ライバル、先輩などからみたエピソードを軸に展開する連作集で、とても読みやすかったです。主人公とその彼氏「長津田」以外は魅力的な人物ばかりで楽しめました。主人公以外はみなさん、ステキな生き様を見せてくれて、あっぱれな女性たちで尊敬しました!2014/10/04

風眠

216
一見サバサバして男っぽいけれど、実はそんな自分にがんじがらめになっている早稲女・早乙女香夏子を中心に、様々な大学に通う女の子達の連作小説。ここまで極端ではなくとも、大学ごとのタイプっていうか、カラーみたいなのはあるかもね、なんて思いながら読んだ。若さゆえのコンプレックスとか不器用さとか、そういうの全部含めて、キラキラしてて眩しいなぁとも思う。28歳、編集者となった香夏子が「もう負けてもいい」と、大学時代の恋人・長津田から逃げること、そして自分から逃げることをやめて、ただの香夏子に戻るラストシーンが爽やか。2014/01/08

ユメ

196
立教、日本女子、学習院、慶應、青学、それぞれ別の大学に在籍する5人の女子から見た早稲女・香夏子と、彼女自身を描いた連作短編。私もインカレサークルに所属していたから(関西だけれど)大学毎にカラーがあるのは何となくわかる。人は多少なりとも朱に染まるものだし、よく知らない人間のことは帰属集団で判断しがち。親しくなるにつれ、その人自身の個性が伝わってくる。この物語だって、決して早稲女はこう、ポン女はこうとレッテルを貼るだけではなく、一人一人が個性豊かに躍動しているから面白い。著者らしく、女性心理の描写が鋭かった。2014/11/15

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