内容説明
21世紀に入って急速に進んだ情報化による社会の変化について考えながら、情報社会の基盤である情報セキュリティの全体像を技術・法制度・管理経営・倫理などの面から把握できるように記述した、一般学生・社会人向けの総合的入門書。
目次
第1部 情報社会(情報化の進展と社会の変容;ディジタル技術による社会的矛盾の拡大)
第2部 情報セキュリティ(情報セキュリティの概念と理念;情報セキュリティ技術;情報セキュリティに関する法制度;情報セキュリティに対する経営・管理;情報セキュリティと人間;情報セキュリティ総合科学の構築へ向けて)
第3部 情報社会と倫理(情報倫理とは何か;哲学史の流れ―プラトンの2世界モデルから現代思想へ;社会規範と企業倫理;技術者の悩みと倫理)
おわりに 情報社会の教養と人材育成
著者等紹介
辻井重男[ツジイシゲオ]
1958年東京工業大学電気工学課程卒業。1970年工学博士(東京工業大学)。1994年東京工業大学名誉教授。研究テーマ:暗号理論、情報セキュリティ、ディジタル信号処理、情報社会論、情報倫理(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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