ハヤカワ演劇文庫<br> 坂手洋二〈1〉屋根裏・みみず

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ハヤカワ演劇文庫
坂手洋二〈1〉屋根裏・みみず

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  • サイズ 文庫判/ページ数 380p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784151400070
  • NDC分類 912.6
  • Cコード C0193

内容説明

狭く天井の低い、閉ざされた空間「屋根裏キット」。これを使って人々は危険な現実から身を守ろうとする。不登校やひきこもりの子ども、張り込みの刑事、新撰組の動きを探る素浪人。山では避難小屋に、戦場では防空壕になる。だが、自殺や監禁を引き起こすとして屋根裏は発売禁止となり…世界一小さな舞台空間を変幻自在に発展させ、毒と笑いを盛り込み人間の孤独を鋭く映し取る、読売文学賞受賞の傑作「屋根裏」他一遍。

著者等紹介

坂手洋二[サカテヨウジ]
1962年、岡山県生まれ。慶應義塾大学文学部国文学科卒業。83年、燐光群を旗揚げ。ほとんどの作品の作・演出を手がける。社会問題に鋭く切り込むジャーナリスティックな視点と豊かな演劇手法で評価される。91年「ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語」で岸田國士戯曲賞、2000年「天皇と接吻」で読売演劇大賞最優秀演出家賞を受賞。地雷を取り巻く世界状況を描いた「だるまさんがころんだ」(2004)は鶴屋南北戯曲賞、朝日舞台芸術賞、読売演劇大賞選考委員特別賞等を受賞。「屋根裏」(2002)は読売文学賞の他、同年の作品「最後の一人までが全体である」「ブラインド・タッチ」「阿部定と睦夫」「CVR」と共に紀伊國屋演劇賞、読売演劇大賞最優秀演出家賞を受賞した代表作。「屋根裏」は海外からも注目を集め06年オーストラリア国立演劇学校の卒業公演では坂手自身の演出で上演され、07年にはニューヨークのプロダクションによりオフ・ブロードウェイでの上演が始まった。海外8カ国での燐光群公演、海外アーティストとの合作など、他の作品でも国際的にも活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

120
坂手洋二は初読。本書は彼の戯曲を2篇収録する。「屋根裏」は読売文学賞受賞作。一種の不条理劇と言っていいだろう。舞台空間で見ると、やはり違うのだろうが、それでも戯曲からだけでもその舞台が想像しやすい劇である。というのは、舞台装置が驚くほどに簡略だからだ。すなわち、さまざまな空間が設定されてはいるが、いずれも小さな屋根裏のセットがあるだけだからである。舞台の中のさらに限定された空間で劇が展開してゆく。限りない閉塞感の中から世界を語ろうとするのが、まさにこの劇なのだ。併録の「みみず」は、もう少しわかりやすい劇。2014/06/04

りえこ

6
屋根裏の中のワンシーンをワークショップでやって興味をもちました。友達が出ていたのに観に行かなかったけど、想像以上に面白かった。みみずは文学座のアトリエに見に行きました。懐かしかった。坂手さんの作品、もっと難しくて読みにくいと思っていたけどそんなことありませんでした。2012/04/25

エリサバク

3
「屋根裏」が非常に面白かった。言葉やリズムを楽しむだけでなく、狭い舞台で役者が演じる図を想像しながら読む楽しさが抜群。2009/04/25

とし

2
屋根裏と呼ばれる空間を通して、色んなことが描かれている『屋根裏』の孤独感。世界は広いようで狭いようで広い。転勤を控え実家に戻った弟と、姉の関係、家族の関係、過去を描く『みみず』の感触。みみず、というモチーフに、色んな物が籠もっているのだろうなー。2015/02/01

のほほんなかえるさん

2
屋根裏、想像以上に創造的だ。2011/03/25

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