出版社内容情報
第三帝国が目指した世界観や組織を第一級史料を駆使しながら多角的に分析、宣伝機構やナチス芸術などについても網羅した名作。
内容説明
ナチス・ドイツが目指した世界観や組織を第一級史科を駆使しながら多角的に分析、思想と行動はもとより、宣伝機構、ナチス芸術・文学などについても詳述する。公正な反省の立場から民族が集団化した第三帝国の要求と現実を精神的・心的・文化現象として論じた不朽の名作。ナチス問題入門書としても適した作品となっている。
目次
第1章 第三帝国(小市民ヒトラー;党の怡頭 ほか)
第2章 世界観(ユダヤ人とアーリア人;ヒトラーの反ユダヤ主義 ほか)
第3章 宣伝機構(民族の集団化;総力宣伝 ほか)
第4章 ドイツ精神の破壊(芸術の「一元化」;焚書 ほか)
第5章 テロ(基本権の破棄;「指導される経済」 ほか)
著者等紹介
グラーザー,ヘルマン[グラーザー,ヘルマン][Glaser,Hermann]
1928年、ニュルンベルク生まれ。エルランゲン大学などで文学、歴史学、哲学を学ぶ。ベルリン工科大学教授。ドイツ工作連盟会長。1964~90年、ニュルンベルク市の教育文化局長を勤める
関楠生[セキクスオ]
1924(大正13)年、静岡市生まれ。46(昭和21)年東京大学文学部独文学科卒業。54(昭和29)年より1年間ミュンヘン大学に留学。59(昭和34)年東京大学助教授、65(昭和40)年より1年間フライブルク大学講師。70(昭和45)年東京大学教授、85(昭和60)年東京大学名誉教授、独協大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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中島直人
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