ブルーバックス<br> 三つの石で地球がわかる―岩石がひもとくこの星のなりたち

個数:
電子版価格
¥1,012
  • 電書あり

ブルーバックス
三つの石で地球がわかる―岩石がひもとくこの星のなりたち

  • ウェブストアに7冊在庫がございます。(2024年05月17日 21時16分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065020159
  • NDC分類 458.034
  • Cコード C0244

出版社内容情報

ややこしい知識は不要! 「石の名前」を三つ覚えるだけで、地球のなりたちや、岩石・鉱物の本質的なことがすらすら頭に入ってくる!岩石や鉱物には興味があるけれど、石の名前がどうもややこしくて覚える気になれない……という人は多いようです。
たしかに一般向けの石の図鑑や入門書も、美しい石の紹介にとどまったものや、歴史的・文化的な側面から石を語るものが多く、正面から「石」を論じるものはあまりありません。
それも、石の名前があまりにも複雑で、一般の人にはハードルが高くなるからでしょう。
しかし、地球は「水の惑星」であると同時に、太陽系で最も多い数千種類もの石が存在する「石の惑星」でもあります。それだけに石の世界は科学的好奇心を刺激される深さ、面白さに満ちています。
せっかく地球に住んでいながら、その恩恵を享受しないのは、もったいないことです。
そこで、まったくの石の素人の読者でも、たった三つの石の名前を覚えるだけで石の世界が楽しめるように企画したのが本書です。
「しんかい6500」に51回乗船という記録をもつ、地球を知り尽くした著者が、石の世界のしくみやなりたち、地球の進化と石の濃密なかかわりなどを、三つの石の物語にのせてみごとに描ききりました。
読めば必ず、複雑そうな石の世界が驚くほどすっきりと頭に入り、地球が太陽系で特別な惑星に進化するまでの道筋がわかり、そして石がいとおしくなるはずです。

藤岡 換太郎[フジオカ カンタロウ]

内容説明

「水の惑星」地球は「石の惑星」でもある。太陽系で最も多くケイ素が集まったため、ほかの惑星にはない多彩な岩石が生みだされた。しかし種類が多いだけに「石の世界」は複雑で、名前を見ただけで嫌気がさしてしまいがちだ。本書では初心者が覚えるべき石を三つ選び、それらを主役に、石と地球の進化を語っていく。読めば「石の世界」が驚くほどすっきりわかる!

目次

序章 そもそも、石とは何だろうか
第1章 マントルをつくる緑の石―橄欖岩のプロフィール
第2章 海洋をつくる黒い石―玄武岩のプロフィール
第3章 大陸をつくる白い石―花崗岩のプロフィール
第4章 石のサイエンス―鉱物と結晶からわかること
第5章 三つの石と家族たち―火成岩ファミリーの面々
第6章 三つの石から見た地球の進化―地球の骨格ができるまで
終章 「他人の石」たち

著者等紹介

藤岡換太郎[フジオカカンタロウ]
1946年京都市生まれ。東京大学理学系大学院修士課程修了。理学博士。専門は地球科学。東京大学海洋研究所助手、海洋科学技術センター深海研究部研究主幹、グローバルオーシャンディベロップメント観測研究部部長、海洋研究開発機構特任上席研究員を歴任。現在は神奈川大学などで非常勤講師。「しんかい6500」に51回乗船し、太平洋、大西洋、インド洋の三大洋初潜航を達成。海底地形名小委員会における長年の功績から2012年に海上保安庁長官表彰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

127
地学のひとつの分野で、地球を構成している石についてのやさしい解説書です。その石ですが、橄欖岩、玄武岩、花崗岩の三つの石が中心でもともとは橄欖岩が祖先のようです。これで地球を構成しているのが8割強を占めあとは金属の中心の鉄だそうです。楽しむことができたのでこの先生のほかの本も読んでみたい気になりました。2017/11/26

アキ

100
ブラタモリで岩石特集していて興味がわいた。地球は太陽からの距離が絶妙で太陽系で最もケイ素の占める割合が多いいわば「シリコンプラネット」。酸素とケイ素のケイ酸塩鉱物からなる「石の惑星」でもある。鉄の球(核)の周りを橄欖岩が取り囲み(マントル)その周囲に玄武岩(海の地殻)と花崗岩(大陸の地殻)が薄く張り付いているのが地球。富士山は玄武岩からなり、関西や中国地方の山は花崗岩から成るので、関東は黒土、関西は真砂から白い砂が多い。そこいらの石ころも、宇宙の中で地球ならではのものだと思うと、途端に愛おしく見えてくる。2021/04/27

まーくん

69
NHKのブラタモリをいつも楽しく観ているのだが、タモリさんはどいうわけか地形や地質に造詣が深く、石の名前なぞ良く知っている。感心してしまう。岩石の素性なんて素人には、素人でなくても(多分)よくわからんものだ、と諦めていたので、この本を見つけて少し期待した。岩石を橄欖岩、玄武岩、花崗岩に絞って成り立ちを解き明かし、大筋を平易に説明してくれる。ただ、読み進めていくうちに、なんかモヤモヤ。相性が悪いのか頭が悪いのか?それでも花崗岩の成因について納得。基本のところを整理・説明してくれた序章が勉強になった。2018/05/20

美東

48
今年、息子が私の母校にめでたく入学したのだが、もはや地学が受講科目に入ってないらしい。受験に必要ないものはきるということなのか...残念です。私の高校時代では、地学・生物・化学・物理、政経・倫社・地理・世界史・日本史...全部必修だったのだが...絶句!2021/06/20

ローレンツ🐾

45
地球の形成に関わる三つの石について、素人にも非常にわかりやすく書かれている。文体の優しさから本当に世間一般的にわかってもらいたいという著者の想いが伝わってくる。本書を読んで地学にも興味が湧いた。石だけをテーマにした本書がこんなにおもしろいとは予想していなかった。良書。2020/01/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11825895
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品