小説 日米食糧戦争―日本が飢える日

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小説 日米食糧戦争―日本が飢える日

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  • サイズ B6判/ページ数 287p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062151924
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0095

内容説明

現職国会議員が書いた大飢餓パニック。コメが消える!小麦も大豆も消える!アメリカの輸出禁止で飢えた民衆は略奪を始め、暴動が続発する。追いつめられた日米交渉の行方は…BSE追及など農政問題の第一人者として知られる著者が、最新データを駆使して描く恐るべき日本の近未来。

著者等紹介

山田正彦[ヤマダマサヒコ]
1942年、長崎県五島生まれ。民主党代議士。早稲田大学卒業後、1969年に司法試験合格。郷里の五島で荒地を開墾し牧場を経営するが、第1次オイルショックで大打撃を受けたため、弁護士活動を開始。1993年、衆院選4度目の挑戦で当選。1996年の総選挙で落選するが、2000年総選挙で返り咲き。2005年には民主党「次の内閣」農林水産大臣に就任、自身の経験を生かしてBSE対策などの農業問題で活躍。2007年秋からは「次の内閣」厚生労働大臣に就任、年金や福祉問題にも取り組む。島や海への関心を高めたいと、2001年に雑誌『島へ。』を創刊する一方、食の安全・トレーサビリティを取り上げた執筆活動にも挑戦(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まつうら

30
民主党政権で農水大臣を務めた著者のシミュレーション小説。世界的な天候不順が起こって農産物の絶対量が少なくなってしまったら? そうしたらどの国も自国民を賄うのに精一杯で、日本に輸出してくれなくなるのは、少し考えればわかること。実際にそうなったらどんなことになるのか? 食品スーパーを前に国民はパニックを起こし、ヤミ流通とか遺伝子組み換え作物が跋扈してくる。そんな日本でいいんですか? いいわけがない! 諸外国を見習って農家と農業を手厚く保護しないと、この作品のような未来になってしまう危機感に背筋がゾクゾクした。2022/06/24

KJ

2
2009年の本だが、今の時代でも当てはまる位リアル。自給率が低い日本は、食料危機が起きたら…と。なかなか考えさせられる。2022/09/08

脇山泰典

2
日本の自給率は低い、しかしあらゆるところに食料があふれ誰もそれを問題視しない。 実際今まではそれでよかったかもしれない。しかし、現在、温暖化による気候変動、原資の高騰、さらには中国、インドの高度経済成長により輸出国から輸入国へ切り替わりつつあり、食糧輸出の減少などによる食料不足は徐々に現実になりつつある。 気候変動は農業をしているじぶんとしては強い危機を感じている。 この小説のように、事が起こり死傷者が出てしか変われないのか? 少しでも政治に参加し声をあげる必要性を感じた。2021/11/16

mystery#01

1
小麦、米、トウモロコシ、牛肉など簡単に手に入る食糧が実は米国やその他の国々と常時交渉の末に守られている事を痛感させられた。遺伝子改良、農薬もヒトには有害で家畜向けのみにも関わらず日本向けだと可能となる衝撃。またこの作品のもう一つの焦点が貧富の差が開き切り捨てらる貧者。食糧も尽きかけ貧しい者同士で示し合わせて食糧を奪うも長くは続かない。更には継続していけない農家、漁師。作品ではハッピーエンドにされているが将来若者がこれらの業界に戻ってもこれ程安易には生きていけない。将来を真剣に考えるべき時かと思う。2020/08/15

ケンタ

1
日本の食料自給率が低いことはなんとなく知っていますが毎日スーパー、コンビニに物が溢れていると忘れてしまうんですよね。 あと小麦はアメリカの主食だから遺伝子組み換えは作らないのは本当でしょうか?怖い話ですね。 東日本震災以降、火山活動も活発になっていますし何かあっても1ヶ月は過ごせるように食料を備蓄しようと思いました。2015/07/17

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