講談社現代新書
司法は腐り人権滅ぶ

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  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061498938
  • NDC分類 327.01
  • Cコード C0232

内容説明

いまや裁判所が人権を侵害し、最高裁すら憲法に違反している。イカれた判事(?)のアキれた判決。

目次

序章 司法は腐り人権滅ぶ
第1章 憲法裁判所ごっこ―尊属殺重罰規定違憲判決
第2章 「蛇足判決」の弊害―小泉首相靖国神社参拝違憲判決
第3章 これぞ越権の違法―愛媛玉串料訴訟最高裁大法廷判決
第4章 裁判員制度は廃止すべきである
終章 司法を変えられるのは国民のみ

著者等紹介

井上薫[イノウエカオル]
1954年東京生まれ。78年東京大学理学部化学科卒、80年東京大学大学院理学系研究科化学専門課程修士課程修了。民間企業の研究所に勤務した後、独学で司法試験に挑戦し83年合格。86年判事補、96年判事に任官。2006年4月、横浜地裁で退官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ルアット

2
裁判所は越権の違法を犯していると著者は言い、例を挙げ、その根拠を論理的に説明しているが、法に対して素人の自分には、著者の言うことをそのまま鵜呑みにもできず、納得できたような、できないような・・・法の理解や解釈の難しさを改めて痛感させられた。2011/09/02

かりんとー

0
事例が3つぐらいしか出てない。それではちょっと足りないと思うな。 しかも一般市民とはなじみが薄いもの。玉ぐし料の事件なんてみんな 興味ないでしょ。 司法が腐ってることを書きたいなら、冤罪事件とかそういうのをネタに したらよかったのに。 でもまあ、法学部の学生が違憲判決を鵜呑みにさせられるみたいなのは 確かにあるよな。私も少し法律を勉強したけど、「なんでこの違憲判決を丸覚えしなきゃなんないの」と思ったこともある。2014/05/05

sansirou

0
裁判所の権限はどこまでか。過去の非常に有名な判例を引きながら、裁判所、裁判官の「越権行為」について論証している。憲法判断を一般化することや、判決理由で直接判決に影響しない意見を付け加えることで、「判例」化し後の裁判に影響力を持つことなど、視点が色々あるんだなあ、と思った。2013/12/13

たにお

0
理科系出身の元裁判官の著者が、辛辣に日本の裁判所を批判する。 内容としては、一方的ではあるものの考え方としてとれないではないものといえる。ただ、言い方が煽り過ぎて文章自体が笑ってしまっていて、説得力に欠ける印象。 筆者にとっては、官僚機構の裁判所における勤務は大変だったろう、と思った。2012/05/13

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