講談社現代新書
ウェブが創る新しい郷土―地域情報化のすすめ

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  • サイズ 新書判/ページ数 174p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061498730
  • NDC分類 007.3
  • Cコード C0236

内容説明

ネットとメディアで地域の力を取り戻せ。

目次

第1章 地域という幻想(境界の消滅;中心の消滅 ほか)
第2章 地域情報化とは何か(空間をデザインする都市計画;活動の場 ほか)
第3章 対話の共同体(シニアSOHO普及サロン・三鷹;富山インターネット市民塾;鳳雛塾)
第4章 想像の共同体(佐渡のお笑い島計画;PACと住民ディレクター活動地域SNS)
第5章 Web2・0以降の地域(CGMの限界;生活者のメディア ほか)

著者等紹介

丸田一[マルタハジメ]
1960年、旧浦和市生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。三和総合研究所主任研究員、UFJ総合研究所主席研究員、国際大学グローバル・コミュニケーション・センター教授、同副所長などを経て、現在フリー研究者、関西ブロードバンド(株)常務取締役。地域情報化支援団体であるCANフォーラム運営委員長も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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i-miya

47
2013.04.22(初著者、初読)丸田一著。 (副題)地域情報化のすすめ。 (丸田一) 1960、旧浦和市生まれ。 早稲田大学理工学部建築学科卒業。 三和総合研究所主任研究員。 (注) 堺屋太一『『団塊の世代』黄金の十年が始まる』(文藝春秋、2005.)。 (あとがき) 二つの矛盾。 地域情報化。 (1)「まちづくり」と「地域情報化」。 情報化はなかなか先読みできない。 (2)「動物化」と「地域情報化」である。 動物化は、没主体化を急速にすすめ、「地域情報化」は、個人をエンパワーし、主体化を強める。 2013/04/22

i-miya

40
2013.05.01(つづき)丸田一著。 2013.05.01 社会面から見た地域社会の解体、企業社会に組み込まれる過程。 「専業主婦」不可欠。 配偶者控除。 -家族の戦後体制。 学校の変質。 規格化、没個性化。 伝統的地域社会は、企業との関係を最後まで構築できないまま存在意義を失う。 子どもが小さいときまでで、大きくなると地域をつなぐものがなくなる。犯人らしい犯人がいないのがまた難しいところ。 住民全体が豊かな社会を欲望し続けた帰結であろう。 2013/05/01

i-miya

37
2013.05.09(つづき)丸田一著。 2013.05.08 ◎子供の安全を要請された地域。 「犯罪の少ない安全な社会」-安全神話。 1999、桶川女子大生ストーカー事件。 河合幹雄。 「増加もしていなければ、凶悪化もしていない」 マスコミによる漠然とした不安の増幅。 「体感不安」 1999、日野小学校男児刺殺事件=「学校」、2005、京進宇治神明校小学生殺害事件=「学習塾」、2006、長浜市二園児殺害事件=「送り迎えの車内、道路」。 2013/05/09

i-miya

35
2013.04.26(つづき)丸田一著。 2013.04.24 各地には、地域情報化という地域活動が湧き上がり、人々のアクティビティ(能動性)を喚起している。 ◎「実体を失ってしまった地域」の実態を見る。 (1)子供の安全、(2)2007年問題で、再び地域が要請された。 第1章、地域という幻想。 ◎境界の消滅。 1974、大店法、大規模小売店舗法、500平米以上の店舗の出店は、地元商工会の意見を聞く。 中心市街地を避け、郊外での出店。 2013/04/26

i-miya

30
2013.04.29(つづき)丸田一著。 2013.04.29 ◎新しい消費形態の登場。 2006、1万平米を超える大型店の郊外への出店に規制。 まちづくり三法の見直し。 「生活重視」VS「経済重視」、「地方(地域)」VS「中央」、30年の戦い、地域自身がまちづくりを行う能力を身に付けるなど地域の主体性を喚起すべきだ。 消費者ニーズ、自由競争の実現。 売り上げから見ると、どちらも敗者。 電子商取引。 1998、645億円→ 2004、5兆6430億円。 6年で87倍。 2013/04/29

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