角川文庫<br> Another〈上〉

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角川文庫
Another〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 416p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041000014
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



綾辻 行人[アヤツジ ユキト]
著・文・その他

内容説明

夜見山北中学三年三組に転校してきた榊原恒一は、何かに怯えているようなクラスの雰囲気に違和感を覚える。同級生で不思議な存在感を放つ美少女ミサキ・メイに惹かれ、接触を試みる恒一だが、謎はいっそう深まるばかり。そんな中、クラス委員長の桜木が凄惨な死を遂げた!この“世界”ではいったい何が起きているのか!?いまだかつてない恐怖と謎が読者を魅了する。名手・綾辻行人の新たな代表作となった長編本格ホラー。

著者等紹介

綾辻行人[アヤツジユキト]
1960年京都府生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院博士後期課程修了。87年に『十角館の殺人』で作家デビュー。これを引き金に巻き起こった「新本格ムーブメント」は、推理小説界の一大潮流となった。92年には『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。「館」シリーズを代表とする本格ミステリを書き続ける一方で、ホラー小説にも意欲的に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

青葉麒麟

363
映画鑑賞済み。この雰囲気で怖さを煽るのが堪んないね。分厚かったけど、スラスラ読み易かった。ちょいちょい不可思議な事が起きるんだけど、どでかい何かが無いのがちと物足りないな。もうちょいコンパクトにしても良いような気もする。ミサキ・メイ、結構喋るね。2014/09/17

マーム

325
待ちに待った文庫化なので、ワクワクしながら読み始めました。『呪われた三年三組』と呼ばれる夜見山北中学三年三組。その中で孤立する眼帯の少女。雰囲気は満点です。そして、それは始まりました。クラスメイトたちを次々に襲う〈厄災〉。〈死者〉とはいったい誰なのか?ホラーだから何があっても驚かない、ミステリーじゃないから何がなくても驚かない、という心持ちでページをめくる手が止まりませんでした。でも、綾辻作品ということで、どうしても下巻は解決編かと期待してしまいます(笑)。さて、どうでしょうか?下巻に続く。2011/12/11

takaC

318
下巻まで読み終えての感想:小野さんとの共著かと思った。超常現象の謎は解決していないままだから、翌年以降も「ある年」はあるのね。2012/03/29

ナルピーチ

309
母の母校に転校し三年三組となった“榊原恒一”彼はそこで“見崎鳴”と出逢うが、クラスのただならぬ雰囲気に違和感を覚える。このクラスではまるで見崎鳴という存在が〈いない者〉として扱われていた。その状況に不振を抱いてる中、クラスの同級生とその近親者が立て続けに死を遂げてしまった…。綾辻先生が描く壮大な学園ホラー。26年前に起きた事件から連鎖するように始まってしまった〈災厄〉に二人はどう立ち向かうのか。上巻ラストでの父との会話が絶妙に気になる終わり方、果たして下巻にどう繋がって行く?読み進める手が止まらない。2020/12/19

kishikan

285
ちょっとした勢いでAnotherエピソードSを購入してしまい、そうだAnotherをまだ読んでいなかった!ということから、ブックオフにGO。まず単行本が目についたのですが、これが驚異の厚さで単行本は断念。文庫本上下を早速手に入れたのでした。ということで読み始めたら、これがなんと読みやすく面白い!米澤穂信さんのような学園ドラマ仕立てのミステリ、加えホラー的要素もあり、ハラハラドキドキ。あっという間に上巻読了。それでもまだまだ謎が多くて、全体像が掴めず。ライトでながら大作。こうなるととにかく下巻が楽しみ。2013/09/09

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