出版社内容情報
分野の垣根を越えて幅広い知識を身につけ、基礎的な教養を身につけるリベラルアーツ。今なぜ、リベラルアーツが重要なのでしょうか。大学での授業を紹介しながら様々な視点から考える力を育む教育の重要性を語ります。
内容説明
古代ギリシア・ローマ時代にその起源をもつ「自由七科」を基礎とするリベラルアーツ。広範な諸問題について、垣根を越えた複合的視点からまとめ解決を目指す教育はいかにあるべきか。長年にわたりリベラルアーツ教育に携わってきた著者が、具体的な事例を紹介しながら、論理的に考え幅広い視野を養う学びのあり方を語る。
目次
1章 リベラルアーツ教育
2章 「学問基礎」の授業―リベラルアーツの授業実践から(数とは何か―数字の性質を知る;あみだくじ―偶数と奇数の意義を知る;昔の玩具で遊ぼう―2次元と3次元の違いを知る;結論だけでなく言葉の定義にも目を向けよう;くじ引きとじゃんけん大会―日常生活のなかの確率と期待値;人間の癖と自然の癖)
3章 リベラルアーツを念頭に置いたゼミナール(発見的問題解決法―リベラルアーツ的思考を深める13の方法;「例えば」の用法―言葉を正しく使って論理的に説明する;マークシート式問題と記述式問題)
4章 深い視点と広い視点をもつこと―教育問題2つの提言(「すべて(all)」と「ある(some)」などの論理的な言葉の学び
3桁同士の掛け算を学ぶ意義)
著者等紹介
芳沢光雄[ヨシザワミツオ]
1953年東京生まれ。東京理科大学理学部教授(理学研究科教授)を経て、桜美林大学リベラルアーツ学群教授(同志社大学理工学部数理システム学科講師を兼務)。理学博士。専門は数学・数学教育(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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