内容説明
不安定な雇用、機能不全に陥った社会保障。今、生活の不安を取り除くための「生活保障」の再構築が求められている。日本社会の状況を振り返るとともに、北欧の福祉国家の意義と限界を考察。ベーシックインカムなどの諸議論にも触れながら、雇用と社会保障の望ましい連携のあり方を示し、人々を包み込む新しい社会像を打ち出す。
目次
はじめに―生活保障とは何か?
第1章 断層の拡がり、連帯の困難
第2章 日本型生活保障とその解体
第3章 スウェーデン型生活保障のゆくえ
第4章 新しい生活保障とアクティベーション
第5章 排除しない社会のかたち
おわりに―排除しない社会へ
著者等紹介
宮本太郎[ミヤモトタロウ]
1958年東京都生まれ。1988年中央大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。ストックホルム大学客員研究員、立命館大学教授などを経て、北海道大学大学院法学研究科教授、博士(政治学)。専攻は比較政治、福祉政策論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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