岩波新書 シリーズ日本近現代史 2<br> 民権と憲法―シリーズ日本近現代史〈2〉

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岩波新書 シリーズ日本近現代史 2
民権と憲法―シリーズ日本近現代史〈2〉

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  • サイズ 新書判/ページ数 209,/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004310433
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C0221

内容説明

一八七七(明治一〇)年の西南戦争終結後、議会開設の要求が強まり、自由民権運動が全国各地でまきおこった。そして一八八九(明治二二)年、大日本帝国憲法が発布され、翌一八九〇年には帝国議会が開かれる。国民国家と競争社会が確立した現代の原点ともいえる時代を、政府・民権派・民衆の三極対立という新しい視点で描きだす。

目次

第1章 自由民権運動と民衆
第2章 「憲法と議会」をめぐる攻防
第3章 自由主義経済と民衆の生活
第4章 内国植民地と「脱亜」への道
第5章 学校教育と家族
第6章 近代天皇制の成立

著者等紹介

牧原憲夫[マキハラノリオ]
1943年東京都に生まれる。1979年東京都立大学大学院博士課程単位取得退学。専攻は日本近代史。東京経済大学助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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kaizen@名古屋de朝活読書会

90
日本の近代の礎が、イギリスやドイツから学んだことは、 漠然とは理解しているつもりだった。 個々のことは、うまく記憶できていないことが分かった。 明治以降の日本の歴史を紐解いていくとよいと感じた。 今、何をすべきかが分るかもしれない。http://bit.ly/10CJ7MZ2013/06/23

しんすけ

19
題名を観ると自由民権運動を経て曲がりなりにも明治憲法が成立していく時代が書かれているように思われる。しかしそれを期待すると裏切られる。 シリーズ本の宿命として多くの出来事の羅列と浅い記述は免れていない。1870年以降の日本の出来事を綴ったものとの観点で読めば得るものは少しはある。 ただし第4章「内国植民地と...」は日本の資本主義の生成史として吟味させる。 資本主義とは従来の生活規範を破壊しながら生成していくものであることが、ここでも明らかになっている。 2021/01/01

那由田 忠

18
自由民権運動の研究自体は、色川大吉以来大きく進展したわけでもないようだが、明治政府と民権派、近代化に直面・反発する民衆という三極構造という新しい視点で整理したもの。政府対国民という陳腐な図式を捨てて、政府と民権派が近代化の点で民衆と対立していたという見方を入れて、この時期の歴史的意義を明らかにした。昔は民権派が共和制も展望したような、改革派として描く人たちもいたからねえ、随分と進化したもんだ。しっかり読むと、大日本帝国憲法を非近代的な憲法と言った偏った見方をしていないことがわかる。そこが気づきにくいかな。2017/04/23

yamahiko

17
この国がこれから大戦に向かっていく仕組みやメンタリティーの萌芽を実証を踏まえ分かりやすく概説されていました。内国植民地、万歳のこと等深く考えさせられることが多く、一読の価値在りです。2017/03/11

coolflat

14
制限選挙制と臣民について。ここで言う制限選挙制とは直接国税15円以上を納める25歳以上の男子だけが選挙権を持つ制度の事。この制度は同じ“国民”であるはずのに、あからさまな分断を持ち込む。しかし近代国家はあらゆる人々を”国民”として統合できなければ、成立しない。そこで考え出されたのが「臣民」だ。全ての日本人を天皇との関係で一元化できる「臣民」は制限選挙制の下で“非国民”を国家に統合するという観念であり、参政権もないのに国家の一員として納税・兵役・教育を「義務」と受け止めさせる権力にとって好都合なものだった。2015/09/16

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