出版社内容情報
「如何なる西洋嫌いも口腹に攘夷の念はない」。幕末から明治へ,激動する時代の光明と暗部を濃密に生きてきた福沢が,晩年,新しい世紀を前に試みた回顧録『福翁自伝』。政局や文明観のみならず,まさに口腹の領分まで縦横無尽に展開する稀有な一書は,何を語り,何を黙したか。自伝という新文法に刻印された日本近代の自画像。
内容説明
洋学者、幕臣、ジャーナリスト、教育者。多面的に思考し行動した福沢が晩年、幕末維新期における激動の政局と自らの人生とを語った波瀾万丈の物語『福翁自伝』を収録。
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